2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
風薫る皐月、草を食む羊たちも春を思い切り楽しんでいるようだ・・・
緑と赤と白と・・・草花が美しく愛らしい・・・
穏やかな時が流れる・・・
五月晴れの陽の中に静かな風情を見せるドゥリムトン村・・・
イギリスの田舎の雰囲気を再現した亀岡市西別院町にあるドゥリムトン村。フィッシュアンドチップス、ミートパイ などの英国料理を食べさせてくれるポントオークレストランの店内はアンティークな家具でまとめられており、ヨー ロッパ直輸入のアンティークが…
江戸時代から200年以上続く伝統の祭、水口曳山祭・・・
「韃靼疾風録」は、清朝興隆の時代を舞台としており「中央公論」1984年1月号から1987年9月号まで連載され、 第15回大佛次郎賞(1988年)を受賞、司馬さんの長編小説となりました。 舞台は明朝末期、ヌルハチが明を破って後金を建て、ホンタイジが清朝を開く1…
「箱根の坂」は戦国大名のさきがけとなり、戦国時代の口火を切った北条早雲の生涯を描いています。 1982年(昭和57年)6月から1983年(昭和58年)12月まで『読売新聞』誌上で連載されました。 本作で司馬さんは、室町時代後期に国人・地侍といった有力農民層…
祭の風景・・・
「真説宮本武蔵」にはこの「真説宮本武蔵」の他に「京の剣客」「千葉周作」「上総の剣客」「越後の刀」「奇妙な 剣客」の五編の剣客ものが収録されています。 「真説宮本武蔵」は佐々木小次郎を巌流島の決戦で下した後の宮本武蔵の消息が描かれた作品です。…
祭の風景に子供の姿を欠かすことはできない・・・
「関羽と劉邦」は楚漢戦争期を舞台に、鬼神のごとき武勇で秦を滅ぼした楚の項羽と、余人にない人柄で人々に 推戴され漢帝国を興した劉邦を描いています。「小説新潮」誌上で1977年1月号から1979年5月号まで連載され ました。 司馬さんはこの作品で1970年代半…
水口曳山祭の子供たち・・・
幕末維新期を生きた様々な男達を活写する司馬さんお得意の短編小説集です。 「薩摩浄福寺党」「壬生狂言の夜」「太夫殿坂」「理心流異聞」「倉敷の若旦那」「五条陣屋」「侠客万助珍談」 「斬ってはみたが」「アームストロング砲」の9編が収録されています。…
お囃子は曳山の中で奏される緩急の変化をつけた勇壮な調べで、「ヤマの囃子」などと称されていたが、戦後に なって「水口ばやし」と称するようになった。江戸の祭囃子の流れを汲むものとされるが、地方色も加味されてい る。楽器は大太鼓、小太鼓、鉦、篠笛…
曳山が境内に収まった午後神輿の巡行が始まった。元気な若者たちの掛け声とともに神輿は舞台の周囲を 何度も回る・・・
「豊臣家の人々」は安土桃山時代に天下人となった豊臣秀吉を身内に持ったことにより、その運命を大きく変え られた豊臣家の一族を描く連作短編。「中央公論」1966年(昭和41年)9月号から1967年(昭和42年)7月号まで 連載されました。 わたしと「豊臣家の人…
参道に架かる桜木をよけながら曳山は進み、境内に入ると微調整の方向変換(ギリ廻し)を繰り返しながら定位 置に向かう・・・
今年祭に出る4基の曳山のうち最後の曳山がやってくる。満開の八重桜と曳山の風景がよく似合う。曳山は進 行方向を少し変えるようなときは、祇園祭と同様に竹を敷いた上に車輪を載せて、車輪を横滑りさせて方向を変 えてゆく。
「十一番目の志士」は長州藩出身で二天一流を使いこなす架空の暗殺者(刺客)天堂晋助の生涯を描いた小説 です。「週刊文春」に1965年10月18日号から1961年11月21日号に掲載されました。1968年にはNETテレビでテレ ビドラマ化されています。また、1977年のNH…
「殉死」は昭和42年(1967年)の別冊文藝春秋100号(6月発行)および101号(9月)に掲載され、同年文藝春秋か ら刊行されました。司馬さんはこの作品などの功績により第9回毎日芸術賞を受賞しました。 明治期の軍人で長州藩出身の乃木希典(陸軍大将伯爵)は…
曳山を境内への入り口に向けると曳き手は心一つになって綱を曳く。大きな車輪が境内の砂利を小気味よく音 を響かせながら進んでゆく。
一基目の曳山が水口神社境内の所定の場所に収まると、次の曳山が境内に入り、舞台の周囲を回って本殿の 前で参拝する頃、三基目の曳山が参道から境内へと直角に方向を転回する。祇園祭の辻回しとは違って、テコ で曳山の前部を持ち上げ、曳山中央の床下に伸…
「菜の花の沖」は、1979年4月から1982年1月まで『産経新聞』に連載されました。1982年5月 - 11月に文藝春秋 で全6巻が刊行されました。現在は文春文庫全6巻(改版2000年)と、「司馬遼太郎全集 42・43・44」(文藝春秋) に収録されています。 ◎私と「菜の花…
功名が辻」は、1963年(昭和38年)10月から1965年(昭和40年)1月にかけ、各地方紙に連載されました。題名 「功名が辻」の辻は「十字路、交差点、路上」という意味を指します。 ◎わたしと「功名が辻」 天下へ突き進む織田信長の軍勢の中に、「ぼろぼろ伊右衛…
水口曳山祭は、毎年4月20日に滋賀県甲賀市水口町の水口神社の例祭水口祭にあわせて催される曳山の巡 行祭である。曳山の中で演奏される水口ばやしと合わせて昭和60年(1985年)3月29日に滋賀県の無形民俗文 化財に指定された。 水口町は甲賀郡の中心部で、古…