京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

京、近江の桜シリーズ

琵琶湖疏水船その4

伊藤博文の扁額 わたくしどもは疏水船に乗り込み、係員の見送りを受けて出航した。乗船場からでも見えるのが第一トンネル東口洞門で洞門の上には伊藤博文揮毫の「気象萬千」(様々に変化する風光はすばらしいという意味)の扁額が掲げられている。トンネルの近…

琵琶湖疏水船その3

琵琶湖疏水は京都への通船、水力発電、飲料水の供給など多様な目的で計画された、明治期の画期的な土木工事。観音寺の取水口から京都蹴上までの延長11kmに及ぶ。工事は1885年(明治18)から1890年(同23)に及んだ。現在、取水口から三井寺観音堂下までの疏…

琵琶湖疏水船その2

疏水船の三井寺乗船場に向かうため疏水に沿った小道を進む。途中見えてきたのが大津閘門(こうもん)である。琵琶湖の水位は京都蹴上の船溜の水位より4m高いため、大津閘門は琵琶湖と疏水路を舟が行き来するときに水門を開閉して、琵琶湖と疏水路の水位差…

びわ湖疏水船その1

京都市と大津市の観光事業の一環として、琵琶湖疏水を観光船で行き来する事業が2018年から春秋限定で行われている。今年も春シーズンの運航が3月28日から始まった。一部は今回から初めて、大津港まで延伸する。これまでの航路は、京都・蹴上―大津・三井寺の…

平野神社桜苑その2

桜は生命力を高める象徴として平野神社では平安時代より植樹され、現在では約60種400本あるという。当社に珍種が多いのは、臣籍降下した氏族の氏神でもあったことから、蘇り、生産繁栄を願い各公家伝来の家の標となる桜を奉納したからと伝えられている…

平野神社桜苑その1

行列を見送ったあと一旦平野神社を出て西側に回り、西大路通りに面した桜苑の入り口から入苑料を払って桜苑に入場した。満開の桜と菜の花の黄色とがマッチして別天地にきたような美しさで、人々は思い思いに花見を楽しんでいた。

平野神社桜花祭その6

桜花祭の行列は織姫列、狩装束を着けた武士に続きお神輿、染織列の女性たちや傘を被った曲水列の女性たち、馬に乗った二人の武士が続き、駕籠と頼山陽の侍女列が行列の最後尾となる。

平野神社桜花祭その5

定刻平野神社桜花祭の幟を先頭に、神幸列は出発・・・

平野神社桜花祭その4

担ぎ手の氏子たちが神輿を担いで移動を始めると、わたしも見物客をかき分けて参道の入り口の方に先回りした。二人の武士が参道をこちらに向かってくる。参道の近くに待機している馬に乗るためである。狭い参道の両側にはびっしりと見物客が集まり、神幸列の…

平野神社桜花祭その3

時間が近づくと烏帽子に桜の枝を付けた人たちや神輿を担ぐ人々、そして、参列者や周囲の見物者に玉串(榊の枝)でお祓いする。

平野神社桜花祭その2

午前10時から桜花祭が行われ、午前11時に花山天皇陵に参拝。午前12時に神幸列発輿祭が斎行され、午後1時から約200名の時代行列が氏子地域を巡行する。すでに本殿の前では神幸列発輿祭の準備がなされていた。

平野神社桜花祭その1

北野天満宮の北門を出て西に目を転ずると通りの先に桜に包まれた朱色の大鳥居が見えた。中門をくぐって境内に入ると拝殿の周囲を囲むようにして大勢の人々が式の始まりを待っていた。

北野天満宮桜満開

平野神社という神社が京都市北区の北野天満宮西側のすぐ傍にある。京都市北部、平安京大内裏(平安宮)から北方の平野の地に鎮座する神社で平安京遷都頃まで創建が遡るとされる神社である。近年の研究によると、元々は桓武天皇生母の高野新笠の祖神(桓武天…

草津川の桜並木

拙宅から近い草津川の桜並木・・・

甲南町下野川の桜その2

のぼりと雪洞で美しく飾られた浅野川の川沿い。ウイ-クデ-だから人影は少ないがゆったりとした気分で桜並木の美しさに堪能できる。

甲南町下野川の桜その1

ck 滋賀県甲南町下野川の桜、浅野川沿いの約300mにわたって景色全体が薄いピンクに染まる美しい桜並木である。開花期間中(2週間程度)はライトアップも行われる。

畑の枝垂れ桜

信楽の山間部・畑地区、茶畑に囲まれた小高い丘の上にある、樹齢400年をかぞえるエドヒガンザクラの銘木。地元地域の住民により大切に保存されており、甲賀市指定天然記念物に指定されている。ただ近年樹勢が衰えてきているが、懸命に生きようとしている…

MIHO MUSEUMの桜

信楽の山中にあるMIHO MUSEUMの桜は有名でこの時期、大勢の人々が訪れる。

近江八幡の春その3

八幡堀の水面をゆったり進む屋形船を眺めていると、先日の保津川下りの水難事故が思い出され、胸が痛くなる・・・

近江八幡の春その2

春爛漫・・・

近江八幡の春その1

湖国に春がやってきた・・・近江八幡にも春がやってきた。

鮎川の千本桜その3

川に渡された小さな橋に恐々にわたる年寄り夫婦や犬を抱いて渡るカップル、走るようにして渡り去る子供たち・・・みな春の訪れを心から楽しんでいる。

鮎川の千本桜その2

鮎川のさくらにいうことなし、水上に飛び跳ねたアユの大群もかくの如し・・・

鮎川の千本桜その1

一昨年訪れたときは新型コロナで駐車場も閉鎖されていた土川の鮎川の桜は、今年は一段と艶やかな風情を見せていた・・・

日野城址のさくらその2

日野城址のそばにある公園から眺めたさくらの見事さ・・・

日野城址のさくらその1

近江鉄道日野駅の東約4.5kmにある日野川ダムのそばにある日野城址は蒲生氏の居城跡である。中野城ともいう。築城以前の蒲生氏の城は、音羽丘陵上にあったが、蒲生定秀により戦国時代に日野城が築かれた。築城にあたっては、既存の日野市街を城下町とし、城の…

三井寺春燦々その8

三井寺の境内に戻り金堂の欄干から桜に彩られた境内を見渡すと「近江八景」のひとつに数えられる「三井の晩鐘」で知られる鐘楼の甍が目に入る。鐘楼は三井寺の中心、金堂の南東に建てられている。宇治の平等院、高尾の神護寺とともに「日本三銘鐘」のひとつ…

三井寺春燦々その7

高台からの絶景に堪能したあと、観音堂の境内に戻り観音様に手を合わせる。

三井寺春燦々その6

観音堂の境内から続く石段がある。しばらく登ると高台にでる。高台からは観音寺の境内や大津の街の景色が俯瞰でき、桜に飾られた美しい風景が広がる。とくに琵琶湖からの京都に繋がる水路、琵琶湖疎水を覆うようにして咲く桜並木の俯瞰が素晴らしい。

三井寺春燦々その5

しばらく進むと右手に見えてくるのが重要文化財に指定されている毘沙門堂である。毘沙門天に手を合わせてさらに進むと西国十四番札所観音寺に続く石段に続く。急な石段を登りきると観音寺の境内に出る。展望が開け観月舞台という西国第十四番札所・観音堂を…