金沢・春の旅
戦前の雰囲気が残る金沢市内の街角・・・
静かな、だが加賀百万石の華やかさも今に残すひがし茶屋街・・・
金沢市内を流れる浅野川の両岸に咲く桜を見ながら市内の観光スポットの一つである「ひがし茶屋街」に向か う。ひがし茶屋街は文政三年(1820)加賀藩がこの近辺に点在していたお茶屋をここに集めて町割りしたもので、 今でもキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美し…
金沢市の観光地で有名な武家屋敷跡。加賀藩時代の上流・中流階級藩士の侍屋敷が軒を連ねている。土塀と 石畳の路地が続いており、藩政時代の情緒ある雰囲気を味わうことができる。
園内の西南にある瓢池(ひさごいけ)と茶亭「夕顔亭」あたりの桜はとくに風景に溶け込んでいて、多くの観光客 がシャッターを押していた。
美しい枝振りの松に負けてなるものかと桜も美しく花を開いていた。
兼六園は17世紀中期、加賀藩により金沢城の外郭に造営された藩庭を起源とする江戸時代を代表する池泉回 遊式庭園である。広さは約11.7ヘクタール。岡山市の後楽園と水戸市の偕楽園と並んで、日本三名園の一つに 数えられる。1922年に国の名勝、1985年には国…
白に近い銀色に輝く鉛瓦と、平瓦を壁面に貼り付け目地を漆喰で固めた海鼠(なまこ)壁の幾何学模様の調和 が美しい金沢城・・・
金沢城は五代藩主綱紀の時代に改修されたとき、屋根瓦が鉛瓦にふきかえられた。鉛瓦と言っても、全てが鉛 で出来ているわけではない。瓦の形をした木に、厚さ4~8mmの鉛板を貼りつけたものである。他の城でも鉛瓦 は一部用いられているが、金沢城のように櫓…
城内の松と遠くに霞んで見える雪を抱いた白山が美しい・・・さすが加賀百万石の眺めである。
金沢城の城内へ・・・正面に見える建物は平成13年7月に完成した五十間長屋で、明治以降に建てられた木造 城郭建物としては全国最大規模で、大経木の事前調達や土台石垣の解体、修築を含め平成10年3月から3年 4ヶ月をかけて造られたという豪壮な建物である。…
七分咲きの金沢城の桜・・・重要文化財の石川門の白漆喰の壁が美しい。
旧制第四高等学校の建物は現在は石川近代文学館と四高記念館として残されている。重要文化財の四高本 館の赤レンガは桜によく似合う。前庭には弊衣破帽の四高学生の銅像が立っていた。
金沢の春、桜を求めて旅に出た。まずは尾山神社。主祭神は、加賀藩の藩祖前田利家で、創建は1873年。旧 社格は、別格官幣社。境内摂社に歴代藩主を祀った金谷神社がある。正面にある神門は津田吉之助によって 建てられたもので、重要文化財に指定されている…