16八幡まつり(近江八幡)
近江八幡の春の空を焦がす大松明の炎・・・
紅蓮の炎に包まれる大松明・・・
大松明に火が点されると炎はたちまち火柱になって燃え上がり、大松明のてっぺんに仕掛けられた花火が心地 よい乾いた音を立てて上がる。大松明の炎の色と花火の色が春の夜に美しく交差する・・・
点火された松明の明かりの中を各村落から松明を担いだ若者たちがやってくる。若者たちは日牟礼八幡宮の鳥 居をくぐると、松明を引きづりながら参道を駆けだす。松明が勢いよく炎を上げると周囲の人々から歓声が上が る。参拝を終えて戻ってくる松明とこれか…
仕掛け花火のナイヤガラの瀑布が点火されると周囲の人々にどよめきが起こり、それを合図に松明に点火され ると炎が一気に舞い上がった・・・
近江八幡で3月13日に湖国に春を告げるまつり、左義長まつりが行われると、翌4月14日には八幡まつりが繰り 広げられる。3月の左義長のまつりは元来安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出 たと伝えられているが、織田信長亡き後、八…