2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧
湖東三山の一つ金剛輪寺、先日同じ三山の一つ百済寺を訪れたが今回は晩夏の金剛輪寺に「ゆく夏」を惜しみ ながら訪ねてみた。 金剛輪寺は、滋賀県愛知郡愛荘町にある天台宗の寺院。山号は松峯山(しょうほうざん)。地名から松尾寺とも いう。本尊は聖観音…
滋賀県東近江市国道307号線沿いにある道の駅(あいとうマーガレットステーション)のお花畑のひまわりは、8月 も下旬になる頃には頭を垂れるようになり、まさに「ゆく夏」のひまわりとなる。だが「ゆく夏」を惜しむかのように懸 命に花を咲かせていた。道の駅…
東近江、1400年前の創建と伝えられる太郎坊宮のある太郎坊山が見える水田地帯の小さな鎮守の森。妙に 神々しい森の枝振りが前々から気になり思い切って行ってみた。入り口に「今里 野神」と表示された道標があ り、かつて社が建っていたであろう気配はある…
お盆を過ぎた残暑の空はもう秋の空である。それにしても今夏の夏の暑さは異常であろう。残暑は9月下旬まで 続くのではあるまいか。だが、空はもう秋の空である・・・
湖南の晩夏、実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・
時折吹く夏風に揺れる、美しく気高い蓮の花・・・
琵琶湖烏丸半島、この時期半島の蓮は、澄み切った青空のもと、ゆく夏を惜しむかのように一斉に花開く・・・
神事は最高潮に達すると放生池の上に張られていた仕掛け花火に火が点き、その美しさに見とれていると大蛇 が口から火を噴き、火の粉を撒き散らしながら踊りまくる。そして龍となって天に昇ってゆく。と同時に池の端の 松に仕掛けられた仕掛け花火が火を噴き…
時間になると八幡宮の境内にある姫ノ宮弁財天で、この日江戸時代から続く雨乞いの神事がで行われた。「蛇 の舞神事」という。大蛇が境内の放生池の中で銀の玉を追いかけ、戯れ、最後に火を吐きながら天に昇ってゆく という「雨乞い神事」である。雨乞い神事…
長浜市にある日本三大山車祭の「長浜曳山祭」で有名な長浜八幡宮。お盆のこの日万灯祭が行われていた。 長浜八幡宮は平安時代後期(1069年)に源義家からの発願をうけた後三条天皇の勅により、石清水八幡宮を勧 請して創建したと伝わる。戦国時代には兵火を…
湖北長浜の風景・・・
縁側に有料の鯉の餌箱が置いてあったから自由に餌を与えていいのだろう。子供連れの家族が餌を与えてい た。立派な錦鯉が寄ってくる。餌を奪い合う水音が静かなたたずまいの中を広がり、波紋も広がっていった。
仁王門をくぐってさらに石段を登ってゆくと本堂下の石垣が見えてくる。百済寺城だけあってその石垣は城郭そ のものの石垣である。本堂は室町時代の明応7年(1498)に火災にあい、文亀3年(1503)に兵火をうけ、さらに織 田信長によって天正元年(1573)全山…
喜見院庭園を抜けて参道の石段を登る。参道の両側からは青もみじの枝が覆うように垂れ下がり、まるで緑の 回道である。この参道の両側の平らな台地部分は織田信長の時代日本を訪れたルイス・フロイスが「地上の天 国一千坊」と絶賛した坊舎跡の一部である。…
回遊式庭園のだらだら坂を登ってゆくと喜見院の甍を見下ろせる高台に出る。この高台からは湖東平野を眺望 することが出来る。太郎坊山、三上山、比叡山、比良山等々が焼けたような大気の中に霞んでいた。湖東平野と 琵琶湖をかすめて真西の遠方50km先に見え…
トンボも金魚も動きを忘れる静寂のひととき・・・
滋賀県東近江市 百済寺町にある百済寺は金剛輪寺、西明寺と共に天台宗の古刹で湖東三山の一つである。 この地域は、有史以前の弥生時代から開かれていたといわれている。百済は、BC18年に高句麗から分離独立 したが高句麗、新羅に較べ、百済は産業・経済・…
瑞龍寺(ずいりゅうじ)は、八幡山山頂にある仏教寺院。元尼寺である。宗派は日蓮宗。開基は豊臣秀吉の姉・ 日秀(俗名・智)。村雲瑞龍寺。智(とも)は子供のない弟・秀吉に長男の秀次を養子として出していたが、1595年 (文禄4年)、秀次は切腹を命じら…
八幡山から眺めた西の湖、近江八幡市内、長命寺港、そして近江平野の豊かな土壌で作物を育むビニールハ ウスの遠景。
絶景、絶景、西に目をやれば琵琶湖湖畔白鳥川河口辺りが望まれ、東に目を転ずれば近江八幡の整然とした 町並み、そしてその向こうには西の湖が見え、更に安土山、観音寺山を望むことが出来る。水田の方形模様が 美しい。
日牟礼八幡宮の側にあるロープウェーで八幡山に登った。山頂駅まで4分、標高271.9mの低い山であるが1585 年(天正13年)、豊臣秀次によりこの山頂に八幡山城が築城された。最頂部に本丸が設けられ、二の丸、西の 丸、北の丸、出丸が配置され、全山一大要塞…
真っ白な入道雲に水面が映す、抜けるような夏空、堀端のむっとするような草いきれに耳が痛くなるほどの蝉し ぐれ、湖国八幡堀の夏は今盛りである。
祇園の女性たちが過ぎ去ると、祇園の街の石畳を夏の陽射しがじりじりと焦がし始めた。表通りの人影の波は 大きく崩れ、路地は静けさを取り戻す。祇園の八朔の日は今年も終わった・・・
あでやかで、つつましやかで、そして凛とした祇園の芸妓さん、舞妓さん・・・
舞妓さんの差す日傘が蝶のように祇園の夏空にひらひらと舞う・・・
入口の前で互いに挨拶を交わす・・・さりげなくおかあさんの帯を直すしぐさも美しい・・・
いまやすっかり京の夏の観光風物詩となった8月1日の「祇園八朔の日」。八朔とは八月朔日(1日)を 指す。農家では八月に新しく収穫した穀物をお供えすると言う意味があるが、祇園花街ではこの日、 日頃からお世話になっているお茶屋さんに「おめでとうさん…
青蓮院の欅の大樹が造る木陰と夏空から降ってくるようなせみしぐれの鳴声が暑さをしばし忘れさせてくれる・・・
8月1日、抜けるような夏空のもと、南禅寺三門は静かにその威容を見せていた・・・
奉納踊りの最後は「鷺踊」。鷺踊は傘鉾に付属した踊で、傘鉾の周囲を踊りながら巡行していたもので 近世になって傘鉾の中断にともない踊も中断されるに至ったが、寛政年間に八坂神社より津和野藩 に伝習されていた鷺踊をもとにして復興され、子供達に振付け…