京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

10水口曳山祭

まつりの風景

どこでも見かけるまつりの風景である。まつりの風景には見る者の涙腺を刺激し、胸が締め付けられるように熱く なるシーンがある。最後の4枚の写真がそうである。 これらの写真で「水口曳山祭」のページを終えたい。

まつりのこどもたち

水口のこどもたち・・・・ やはり屈託のない子供たちはどこでもまつりの主人公である。

お囃子

曳山の中で奏される緩急の変化をつけた勇壮な調べで、「ヤマの囃子」などと称されていたが、戦後になって「水 口ばやし」と称するようになった。江戸の祭囃子の流れを汲むものとされるが、地方色も加味されている。楽器は 大太鼓、小太鼓、鉦、篠笛の4種。 …

水口神社その2

曳山は次々と境内に乗り入れてくる。町中は静かに巡行してきた曳山も境内の入り口まで来ると、それまでのゆ ったりとしたお囃子からテンポの速い、曳き手たちを力づけるような勇壮活発なお囃子に変わり、曳き手たちは歓 声をあげて最後の力をしぼって曳山を…

水口神社その1

各町から出発した5基の曳山は、4月8日に行われたくじとり式で決められた順番で巡行したのち、水口神社に到 着すると、勢いをつけてきれいに飾り付けられた境内に乗り入れ、本殿の前で祈祷を受けた後、5基の曳山は境 内に勢ぞろいする。

曳山巡行その2

水口は京から伊勢へ抜ける道筋にあり、中世から町が形成されていた。戦国時代に羽柴秀吉の命で中村一氏 による水口岡山城が築城されると、水口は城下町として発展。江戸時代初めには、3代将軍徳川家光の上洛に 際し、将軍の宿館として水口城が造営された。…

曳山巡行その1

町中から水口神社までの曳山の巡行。曳山の方向を転換する曳きまわしは京都の祇園祭や長浜の曳山と違っ て後方の曳き棒に体重を掛けて前輪を浮かしながら徐々に方向を変えてゆく。合羽を着ての雨の中の巡行は綱 を握る手も、足も滑って曳き手たちも大変であ…

曳山

滋賀県甲賀市水口町の水口神社で行われる水口曳山祭は江戸時代中期の享保年間、この町に住む町民の力 によって創り出された祭礼。 4月19日の「宵宮祭」では、神社に神輿(みこし)が飾られ、各町内では曳山に提灯を飾りつけて宵宮ばやしを奏 で、祭り気分を…