07時代祭
歴史に名を残した女性たちや名も知れぬ庶民の女性たちの行列はいつまでも続く・・・
その時代時代の女性たちの行列は華やかであるとともに平安の女性たちのしたたかさを感じさせながら秋 の都大路をしずしずと歩を進めてゆく。
時代祭に欠かせない武者行列。時代時代によって変遷する兜鎧が興味深い。
時代祭は午前8時に平安神宮で神幸祭が行われ、次いで神幸の御鳳輦が9時に出発して 京都御所に至り 10時30分に御苑建礼門前で行在所祭が執行される。写真は御苑建礼門前での行在所祭の様子。
祭の脇役たちは下支えとなって祭を盛り上げてゆく。
祭に参加するこどもたちも祭を観る子供たちも祭の主役である。明日の時代を担う子供たちは祭に参加し て祭の伝統を確実に引き継いでゆく。
行列出発を控えて参加者はそれぞれ時間をつぶす。近くの芝生では大名行列の奴さんたちが毛槍を抱えて 行列の練習をしていた。
時代祭の行列は正午に京都御所を出発するが午前10時頃には準備を整え、早い目の朝食などをとって時 を待つ。その情景に心地よい秋の日が降りそそいでいた。
京都の秋を飾る時代祭は例年通り10月22日に秋晴れのもと盛大に行われた。