祭りに参加する者も見物する人々も一体となって盛り上がる大津祭曳山巡行の風景・・・

大津祭は、本市の中央部に位置する京町三丁目の天孫（四宮）神社の祭礼である。かつての社名から四宮祭ともよばれていた。そして長浜曳山祭らと並んで湖国三大祭の一つに数えられ、滋賀県無形民俗文化財に指定されている。 祭礼は、毎年体育の日の前々日が宵…

老いも若きもそして女性も混じって曳山を曳く・・・

曳山から身を乗り出して吹き続ける笛方、鋭い笛の音色が秋の大気を切り裂く・・・

粋な長襦袢を風になびかせながらお囃子を威勢よく奏でるのが大津祭りの曳山巡行で、上品な祇園祭の山鉾巡行と違ってやや乱暴な活気さがある。京の祇園祭に張り合って大津祭りを育ててきた大津商人の心意気である。

子供たちも一生懸命お囃子を奏でる。この子供たちの豊かな未来を願わずにはいられない・・・

江戸時代から約400年続く大津祭の本祭、曳山巡行。台風一過秋晴れのもと、大津市の旧市街地の中を色鮮やかな幕に彩られた曳山がゆく・・・

台風の影響で宵宮が中止された今年の大津祭り、曳山巡行の当日は台風一過の好天気に恵まれた。町中の商家の軒先に吊るされた幔幕が秋の日に眩しいほどに照り映えていた。