京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

八幡まつり(近江八幡)

宴(祭り)のあと

帰りの電車の時間もあり、まだ祭りの余韻の残る日牟禮八幡宮を後に家路につく。一歩八幡宮から出るとそこは 静けさと漆黒の闇が広がる。だが八幡堀のあたりはぼんぼりのほのかな灯かりの中に夜桜が浮かび上がって いた。さきほどのあの激しく燃え盛る大松明…

火天の大松明その2

参道に立てられた大松明は次々と点火されてゆくと勢いよく燃え広がって、あたりは昼間のように明るくなり、 人々の影が浮かび上がる。そして八幡まつりは最高潮を迎える。

火天の大松明

天を衝くような大松明に火が点じられると炎はたちまちのうちに上の方へ燃え広がり、肌と髪が焼けるような熱さ に思わず後ずさりする。丸太を芯にして造られた大松明はワイヤー等で支えられており、倒れてくることはない が自分のほうに崩れてくるのではない…

火祭りの序曲その2

美しい鳥居が立つ日牟禮神社への参道の入口、八幡堀に架かった白雲橋あたりで、松明に火が付けられると激 しく燃え盛る松明は参道を曳きずられて神社に向かう。炎に照らされた参道の傍の満開の桜木が美しく、妖艶な 雰囲気さえ漂わせていた・・・

火祭りの序曲

大太鼓の宮入りが終わるといよいよ松明に火がつけられ、楼門をくぐって境内に運び込まれてくる。地面を曳き ずられた松明は火の粉を撒き散らしながら、時に明るく輝き、本殿の前を通って再び出てゆく。本殿や楼門の陰 が松明に明るく照らされると影が大きく…

大太鼓の宮入り

日牟禮八幡宮の楼門の前には各郷からの大太鼓が到着、楼門をくぐって境内に入る(宮入り)が一回で楼門をく ぐるわけではない。八幡宮の祭神を恐れはばかるように楼門をくぐったと思えば先頭の若衆が押し戻す。こうして 境内に入りかけてはまた外に出るといっ…

大太鼓と大松明と日牟礼八幡宮

ヨシと菜種がらを材料に作られた大松明が高々とそびえる八幡まつり(平成4年 に国の無形民俗文化財に指定) は午後7時から各郷の大太鼓が高張り提灯の先導の下(先導者たちは赤穂浪士の討ち入りのような火事場装束 を身に着けている)、屈強な若衆に担がれ荘厳…

春の宵、夜桜と朧月

近江八幡で春を告げる左義長まつりが3月に行われるとその翌月4月14、15日には春の火祭り「八幡まつり」が 行われる。この祭りは、西暦275年に近江の地に行幸された応神天皇が、現在の日牟禮八幡宮へ参詣される際 に、琵琶湖岸に位置する南津田7軒の家の者が…