京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

18祇園祭

7月17日山鉾巡行その11

山鉾巡行を見物する芸妓さん舞妓さんの艶やかな姿を紹介して、18祇園祭のページを終わりたい。 なお7月24日には祇園祭の後祭が行われ、後祭の山鉾が巡行したが、同時に行われる予定だった花笠巡行は 記録的な猛暑のため中止となったため、今年の後祭には行か…

7月17日山鉾巡行その10

続いて四条通り室町下る(室町通り南方向)に鉾町のある鶏鉾、さらに四条通り室町上る(室町通り北方向)に 鉾町のある菊水鉾が最後の辻回しを行い、山鉾巡行の終焉を惜しむ人々から万雷の拍手喝采を浴びていた。

7月17日山鉾巡行その9

長刀鉾は四条通を東に進み、烏丸通を横断してゆく。ふと西に目をやれば函谷鉾が近づいていた。大勢の見物 客の歓声と拍手を受けながら烏丸通の西側の鉾町に帰ってきたのである。鉾へ架け橋が渡されると屋根方が拍 手を受けながら降りてきた。そのあと囃子方…

7月17日山鉾巡行その8

昔は鉾の上からちまきを撒いていたが、見物客がちまきを争って取り合うようになったため危険防止のため、 ちまきは撒かなくなった。両側の町屋の二階からも拍手と歓声が轟き、雰囲気は嫌が上にも盛り上がる。 長刀鉾にしばらくついて移動していたが、四条通…

7月17日山鉾巡行その7

真下から見る鉾の迫力は凄い。動き出したり止まったりするたびに、縄だけで組まれた鉾は前後に揺れ、悲鳴を 上げるように骨組みの木が軋む。また車輪にかましたテコの軋みと大きな車輪の回転音、そして地を噛む音が 大きく響く。

7月17日山鉾巡行その6

広い通りを通っていたときは手持ち無沙汰だった屋根方も狭い通りに入るといよいよ本領発起だ。町家の軒や 電線に触れんばかりに通過してゆく鉾の屋根から身を乗り出すようにして、場合によっては障害物に足をかけて 衝突を防ぎ、鉾と障害物の距離を測りなが…

7月17日山鉾巡行その5

車輪をスムーズに横滑りさせる車方と鉾を引っ張る曳き方が音頭方の音頭により息を合わせて鉾を一気に動か す。

7月17日山鉾巡行その4

辻回しは車方の見せ場だ。いかに効率よく鉾を転回するか、その受け継がれてきた技術が問われる。危険と隣 り合わせの作業だが、過去一度も事故はないという。

7月17日山鉾巡行その3

豪華な蝶蜻蛉の冠と金烏帽子を身に付けたお稚児さんは朱傘の下、凛々しい顔つきで進むがテレビ局のインタ ビューを受けると、祭の間中八坂神社から大名(正五位少将十万石)の位を授かっていた地位から、現代子の 表情に戻り、かわいい笑顔を浮かべて質問に…

7月17日山鉾巡行その2

te 長刀鉾に梯子が架けられ、補佐役である二人の禿(かむろ)が降りたあと、強力の肩に担がれてお稚児さんが 降りてくる。梯子段の途中できりっとポーズを決めると周囲からどよめきと拍手が沸き起こった。 お稚児さんは、祇園祭の生神(いきがみ)様。古式に…

7月17日山鉾巡行その1

7月17日、祇園祭のハイライトである山鉾の巡行日である。連日の記録的な猛暑にも関わらず大勢の見物客が 早朝から場所取りをしていた。今年は烏丸御池から少し西に行った御池通りと新町通りの交差点西南角近くで 山鉾の到着を待つことにした。山鉾の巡行は四…

宵々々山の風景その4

四条通りから眺めた宵々々山の風景・・・

宵々々山の風景その3

辺りが次第に暗くなるにつけ、菊水鉾と月鉾の駒形提灯は輝きを増してゆく。

宵々々山の風景その2

山鉾の前後に取り付けられた駒形提灯に灯が入ると雰囲気は一段と盛り上がり、見物客の浴衣姿が艶やかに 浮かび上る。最初の4枚の写真が鶏鉾、後の写真が放下鉾である。

宵々々山の風景その1

7月14日、16日の宵山の2日前を宵々々山と呼ぶ。宵山も宵々山も年々見物客が増えてきたから、宵々々山あ たりはまだ人出も少なくゆっくりと見物することができる。(写真は長刀鉾)

神幸祭 神輿洗い(2015年7月10日撮影)

四条大橋での神輿洗の様子 (2010年7月10日撮影) 楼門の前に鎮座していた中御座の神輿は前後を松明に守られ、八坂神社を出て神輿洗のため四条通りを四条 大橋まで練り歩き、四条大橋で、神輿の差し上げや差しまわしが行われた後に清めの儀式が行われる。

神幸祭神輿の曳き出しその2

汗に光る若衆たちのたくましい腕が神輿を支える・・・ この後神輿洗いを見るため四条大橋まで神輿についてゆく予定であったが体力に限界を感じ、帰路につく。 次に以前写した神輿洗いの写真を掲載してお詫びに代えます。

神幸祭神輿の曳き出しその1

7月いっぱいかけ多くの神事が行われる祇園祭であるが、最も重要な行事とされるのが神輿にのった神様が市 中を清めて回る「神輿渡御」である。三基の神輿にのる神様は、八坂神社の主祭神である素戔嗚尊(スサノヲノミ コト)と、櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコ…

お迎え提灯行列その6

騎乗姿も凛々しい若武者たち

お迎え提灯行列その5

厳しい夏の西日が射す四条通を西に向かう行列 八坂神社(16:30)-石段下-四条通西-河原町通北-本能寺(17:30-18:30 舞踊奉納)-寺町通南-御旅 所-四条通東-円山公園-石段下にて神輿洗の神輿を迎える-東大路南-神幸道東-八坂神社(20:30)-…

お迎え提灯行列その4

行列開始を待つ子供たち・・・

お迎え提灯行列その3

少女たちは隊列を組み、凛々しい若武者たちは馬に騎乗して行列の出発場所に向かう。

お迎え提灯行列その2

八坂神社の裏手の社務所で準備を終えた可愛い少女たちが通りに出てきた。世話をする母親達は汗だくだ。 健気な表情を浮かべた少女たちも汗まみれ・・・

お迎え提灯行列その1

お迎え提灯行列とは「神輿洗」の神輿を迎えるため、万灯会員有志が提灯を立て、八坂神社周辺地域を巡行す る行列をいう。その行列を見るため八坂神社に向かう。八坂神社の裏手の円山公園で行列に参加する馬が草を 食んでいた。

山鉾組み建てその3

函谷函からもう少し西に行った四条通りの南側にあるのが月鉾である。 月鉾は、文献によると、応仁の乱以前よりあり、その昔は「かつら男ほく(ほこ)」と呼ばれていた。鉾頭に“新月” をいただき、天王座には“月読尊”を祀っていることから、その後“月鉾”と呼…

山鉾組み建てその2

長刀鉾の鉾建てを見て烏丸通りを西に渡ると、函谷鉾の鉾建てが目に入る。 鉾の名は中国戦国時代(前403~221)斉の孟嘗君が鶏の声によって函谷関を脱出できたという故事にちなんで 付けられている。継承されてきた釘一歩使わずに荒縄だけで鉾を建ててゆく伝…

山鉾組み建てその1

祇園祭は7月の一か月間を要する祭りである。その前半の7月10日には山鉾建てが始まる。まず長刀鉾の組み 建ての様子である。この日はまだ鉾の形まではいかない。骨組の組み建てである。 長刀鉾は鉾先きに大長刀をつけているのでこの名で呼ばれる。長刀は疫病…