2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧
巽橋を渡って祇園の町並みを抜け四条大橋に至ると、鴨川の水面は陽春を感じさせるように輝いていた・・・
祇園白川、巽橋、辰巳大明神あたりの穏やかな冬の日差しの中の風景・・・
京都に五つの花街がある。祇園甲部、祇園東(祇園乙部)、先斗町、上七軒、そしてこの宮川町をいう。宮川町は 京都市東山区南座の南、団栗橋から鴨川に沿って南北に続く宮川筋の二丁目から六丁目までの花街をいう。 出雲阿国の歌舞伎踊りの時代から始まり、最…
人々は何を祈っているのだろうか。なにも贅沢なことではない。今年一年のささやかな幸せを祈っているのだ。 おみくじだって、福笹だって・・・
正月の日の経つのは早く十日ゑびすがもうやってきた。京都のゑびす神社は四条通りにある南座のすぐ東、四 条通りから縄手通りを南に少し行ったところにある。神社の入り口から伸びた列に並んで参拝する。 人型の人形がたくさん飾られた人気(ひとけ)よせは大…
いったん雲に隠れた太陽は雲の下から再び顔を覗かせ最後の光を放ち、そして・・・冬の落日は終焉を迎えた。 西方に浄土の存在を予感させながら、湖北の湖面は次第に薄暗くなってゆく・・・
最後に残された光を放ちながら周りを茜色に染めて、陽は山の端に懸かった雲の中に沈んでゆく・・・
竹生島の彼方に沈みつつある冬の太陽で湖面が金色に輝き始めると、湖中の樹木の梢をかすめるようにして飛 来した水鳥たちはまたたくまに湖水に着水した。まるでセピア色のフィルムが映し出すスローモーションの映画を 見ているように・・・
琵琶湖湖北、長浜市の湖畔にある湖北水鳥ステーション。この場所から沖合いの竹生島の向こうに落ちてゆく 夕日の眺めは絶好のロケーションであり、多くのプロ、アマの写真家が訪れる場所である。正月7日に湖西の白 鬚神社からマキノ高原、海津大崎を通り、…
奥琵琶湖 冬の風景。大浦漁港にも人影はなく、西に傾いた冬の夕日に赤く染まっていた。湖畔の桜の蕾も早 やふくらみ始め、すでに春への準備に余念がない。
メタセコイヤの並木道の終点にマキノ高原のスキー場がある。この日ウィークデーだから一般のスキー客の姿 はなく、子供連れの家族が広々としたゲレンデでそりに乗って遊んでいた。その可愛い姿に思わずカメラを向け る。昔小学生の頃京都から一番近いスキー…
湖北のマキノ高原(マキノスキー場)に繋がる道路のメタセコイヤの並木の景観は平成6年(1994年)11月、読売 新聞社の「新・日本の街路樹百景」に選定され、四季を通じて訪れる人々が増えている。とくに冬はメタセコイヤ の枯れ色と背景の雪景色の調和は美し…
琵琶湖の湖西、比良山系を車窓の左に見ながら国道161号線を北上。北小松を過ぎもうすぐ近江高島というとこ ろ、国道が一番湖岸よりを縫って走っている場所に白鬚神社があり、琵琶湖に向いて建てられた本殿に正対し て湖上に鳥居が立っている。この鳥居を通…
黒と白 モノクロの世界で金剛輪寺の千体地蔵尊は静かに立ち続ける・・・
光と影が綾なす風景、金剛輪寺の千体地蔵尊・・・
地蔵の穏やかな表情が雪の冷たさをしばし忘れさせてくれる・・・
地蔵の前の小さな灯火、黙然と立ち続ける雪の杉木立の中の地蔵群。雪の金剛輪寺は幽玄の静けさに包まれ ていた・・・
金剛輪寺の参道にある千体地蔵尊も雪に埋もれて静かに時を刻んでいた。斜めに射す午後の木漏れ陽の成す 光と陰のコントラストが地蔵尊の世界を更に深くし、なおいっそう静寂さが広がる・・・
静まり返った中、雪の中の南天の実の赤さが目にまぶしい。
金剛輪院の中にある名勝庭園。池には氷が張り詰め、冷気と静けさに包まれていた。午後の冬の陽が斜めに射 して植木の上に積もった雪を明るく照らし、やわらかい風景を醸し出している。
本堂を背景に雪の花満開・・・
日陰の降り積もった雪が凍り始める頃、湖東三山雪の金剛輪寺を後にする・・・
静寂に包まれた参道の脇にある竹薮に降り積もっていた雪が落下すると笹の葉ずれの音が小さく響き渡る。そ してまた静けさが戻る。冷たい冷気の中、さらに歩を進めると雪に飾られた石段の彼方に重要文化財の二天門 が見え、凍りついた石段を慎重に登りきると…
正月に降った雪の残る湖東三山の名刹、金剛輪寺を訪れた。そこは静寂に満ちた世界であった。
滋賀県守山の湖岸にある第二公園の菜の花。雪雲の懸かった比良山系をバックにした菜の花畑は華やかで美 しい。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 新年の最初のブログ掲載写真は昨年末に写した琵琶湖湖南の冬の風景です。この日はにび色のどんよりした 厚い雲に覆われた琵琶湖の風景でしたが、時折厚い雲の切れ目から顔を覗かせた冬の…