京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

新年 白鬚神社

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琵琶湖の湖西、比良山系を車窓の左に見ながら国道161号線を北上。北小松を過ぎもうすぐ近江高島というとこ
 
ろ、国道が一番湖岸よりを縫って走っている場所に白鬚神社があり、琵琶湖に向いて建てられた本殿に正対し
 
て湖上に鳥居が立っている。この鳥居を通して初日の出を拝むことができることから、元旦の未明から明け方に
 
かけてこの辺りの国道はマイカーの列が出来る。以前その初日の出を拝むためこの場所にやってきたが、駐車
 
の列が長く伸びていて、ずいぶん北の方に駐車したことがある。もっとも元旦は雨で初日の出は見られなかった
 
が・・
 
この正月の7日に琵琶湖を時計回りに一周すべく、まず最初に訪れたのがこの白鬚神社であった。白鬚神社  
 
は、滋賀県高島市鵜川にある神社で全国にある白鬚神社の総本社。近江国最古の神社とされる。沖島を背景と
 
して琵琶湖畔に鳥居が浮かび、「近江の厳島」とも称される。鳥居の間に見える島が沖島である。
 
司馬遼太郎の「街道をゆく1 長州路ほか」の湖西のみちの項にはこの白鬚神社が次のように紹介されている。
 
司馬遼太郎が1971年から25年にわたって書き続けた全49巻の「街道をゆく」の第一巻である。
 
前段省略
 
 この漁港から湖岸をわずかに北へ行くと、山がいよいよ湖にせまり、その山肌を石垣でやっと食いとめていると
 
いったふうの近江最古の神社がある。白鬚神社という。
 
「正体は猿田彦也」
 
といわれるが、最近、白鬚は新羅のことだという説があって、それがたとえ奇説であるにせよ、近江という上代
 
族の一大文明世界の風景が、虹のようなきらびやかさをもって幻想されるのである。
 
後段省略
 
正月にふさわしい静かな風景である・・・