大明神」「比良明神」。神紋は「左三ツ巴」。全国にある白鬚神社の総本社とされる。沖島を背景として琵琶湖畔
社殿が建てられたのが当社の創建であるという(一説に再建)。また白鳳2年(674年)には、天武天皇の勅旨に
より「比良明神」の号を賜ったとも伝える。境内は、慶長年間(1596年-1615年)に豊臣秀頼によって整備が行わ
れ、重要文化財に指定されている。湖中に立つ大鳥居について古くは弘安3年(1280年)の絵図では陸上に描か
れているが、その後の琵琶湖の水位上昇に伴い水中に立つようになったと伝える。その伝説に基づいて昭和12
年(1937年)に鳥居の寄進がなされ、昭和56年(1981年)に現在に見る鳥居が再建された。