京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

雪中堅田浮御堂その3

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現在の建物は昭和12年の再建によるもので、昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残している。境
 
内の観音堂には、重要文化財である聖観音座像が安置されている。浮御堂は岸から20mほど突き出しているた
 
め、東に伊吹山長命寺山、三上山、沖島、西に比良連峰、比叡山などを眺めることができる。琵琶湖の水と滋
 
賀の山々の姿を同時に堪能できる場所として、古くから多くの人々に愛されてきた。四季折々に見せる姿はどれ
 
も趣き深く、訪れた人々の目と心を楽しませてくれる。
 
下から二番目に写っている中央の歌碑は松尾芭蕉の「比良三上雪さしわたせ鷺の橋」。堅田は交通の要所で
 
あったため、行脚中だった一休や蓮如が浮御堂に滞在したといわれている。また歌川広重葛飾北斎もこの地
 
を訪れて、琵琶湖の絶景を愛した。今に名を残す文人墨客たちの目に、当時の浮御堂はどのように映ったので
 
あろうか。