08三船祭(京都嵐山)
嵐山渡月橋あたり
どんな祭でも祭の始まる直前は演じる者にも観る者にも緊張感、期待感が漂う、あの雰囲気が好きだ
三船祭の花形、龍頭船と祭の風景
頭に立烏帽子、紅の長袴、白水干を着て舞い踊る白拍子の姿が優雅で美しい。
五月の大堰川のきらめく川面に竿をさす祭船の船頭さんたちはやはり三船祭の主役だ。祭船の間を縫うよ うにして亀岡から下ってくる保津川下りの若い船頭さんもこの主役さんたちからすればまだまだかけだし の青二才だ・・・
流扇船から流されて川面を漂う扇をボートに乗った若い女性が拾い上げて歓声を上げ、今様船の白拍子や 稚児船に乗った稚児の表情はどこまでも明るく、そして尺八の音色と保津川下りの船の櫓の音色が祭の雰 囲気を高めていた・・・
車折神社 三船祭 約1100年前、宇多上皇が御幸のおりに、大堰川で船遊びをされたのが起源。車折神社での神事の後に、船 遊びが優雅に繰り広げられる。 「龍頭船」では舞楽を、「鷁首(げきす)船」では毎年三千家が交代で献茶を奉納し、「流扇船」からは 舞扇…