京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

カメラ紀行 沖島まで

沖島その6

今年から島興しと観光客の誘致のため「沖島うなぎ祭り」を8月の第一週の週末に実施するということで港はそ の準備にかかっていた。魚をさばいていた漁師さんに聞いてみると、琵琶湖で獲れる天然うなぎは大振りで腹が やや黄色味をおびていて味は最高で、当…

沖島その5

琵琶湖に向かって大きく開かれた校庭。夏休みで誰一人子供の姿を見ることは出来ないが、在校生が10人しか いなくても休み時間の子供たちのざわめきが聞こえてくるようだ。あの英霊の墓石に刻まれた故陸軍歩兵軍曹も この小学校の卒業生に違いない。

沖島その4

右手に漁港を見ながら10分ばかり歩いてゆくと小学校の校舎が見えてくる。沖島小学校である。現在職員数10 名、生徒数は1年女子生徒1名、2年男女生徒各1名、3年女子生徒1名、4年男女生徒各1名、5年女子生徒2名、 6年男女生徒各1名の計10名(男子生徒3名、女子…

沖島その3

漁港から吹き上げてくる熱波のせいであろうか、風通しの悪い山道は蒸し暑く、吹き出した額の汗が目に沁み る。首に巻いたタオルで拭こうと顔をあげた途端、墓地が目に飛び込んできた。照りつけられた夏の日の中、草 いきれと熱せられた墓石に陽炎が立つよう…

沖島その2

小さいながらも整然とした気持のいい、静かな沖島の漁港である。港に降り立って右のほうへ歩いてゆくと「ケン ケン山」への登り口という表示が出ていた。山に登れば見晴らしが開けて島の様子も分かるに違いないく、民家 の裏庭を通り抜けて行くような小路を…

沖島その1

緑深い沖島が近づき、弁天神社の鳥居の影が次第に大きくなってくる。狭い平地にへばりついたように密集する 民家の甍が目に飛び込む。思っていたよりはるかに多い数の漁船が狭い港内に停泊していた。 軽い衝撃とともに連絡船は着岸、沖島の地に第一歩を印す…

堀切港その3

沖島までの乗船時間10分、乗船料500円。スマートないい船である。エンジンの音が心地よく耳に響く。堀切港が 次第に小さくなり、島影が大きくなってくる。

堀切港その2

堀切港と沖島港とは湖面を間に互いに向かい合っている。島には100隻の船があり、マイカーを運転するような 感じで、堀切港に渡ってくきて、堀切港の月極めで借りた駐車場でマイカーに乗り換える。いわば堀切港は沖島 の勝手口みたいなものなのである。

堀切港その1

沖に沖島が浮かんでいる。沖島と唯一連絡船の港となっている堀切港。ある人にオキノシマに行ってきましたと いったら、あの島根県の隠岐の島ですが、ずいぶんと遠いところに行かれましたね、と驚いていた。いえ、琵琶 湖のオキノシマですよと、答えてから考…

水ヶ浜

ここもお馴染みの風景。だが夕暮れこの「水ヶ浜」というカフェから眺める琵琶湖の落日は実に素晴らしい景観で ある。だが今日はここが目的ではないから先を急ぐことにする。

近江八幡長命寺港

沖島、言葉の響きにはなんとなく豊かさと哀しさと歴史の重さが感じられる。滋賀県近江八幡の西国三十三箇所 第三十一番札所で有名な長命寺の北、沖島町から2キロばかりの沖にある琵琶湖最大の島である。 沖島は四季の折々湖岸から眺めてはきたがまだ一度も…