で、風化、侵食が進み、湖岸は岩石が露出して険しい。産業の中心は漁業であるが、島外に通勤する人も増え
日本で唯一の人が住む島で、人口は483人である(2000年)。
堀切港は沖島と相対しており、この港から一日11便、日中は2時間ごとに定期船が通っている。乗船時間10分の
わずかな船旅である。来るときに立ち寄ったコンビニで買ったおにぎりを持参して、12時に沖島を出航して堀切
左手の小さな山との間の平地に集落がある。その集落にある沖島港に向かって、鏡面のように静かな湖面を船
は進み、右舷に見える小学校の校舎や狭い土地に張り付いたような集落の建物を眺めながら船は小気味よい
エンジン音を響かせて港に到着する。