京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

沖島の春をゆくその1

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2010年の夏にこの琵琶湖に浮かぶ島、沖島を訪れて以来5年ぶりに春の沖島を訪れた。
 
沖島ー琵琶湖の最大の島。近江八幡市に属する。市の北部長命寺町から約1.5キロメートルの沖合いにあり、
 
面積1.5平方キロメートル。澳(おく)の島ともいう。島全体が石英斑岩(はんがん)からなる沖島山(220メートル)
 
で、風化、侵食が進み、湖岸は岩石が露出して険しい。産業の中心は漁業であるが、島外に通勤する人も増え
 
ている。島内から和同開珎(わどうかいちん)が出土し、式内社の奥津島(おきつしま)神社も鎮座して、その開発
 
は古代にまでさかのぼりうる。長命寺港、堀切港と沖島港との間に定期船がある。湖沼の中にある島としては、
 
日本で唯一の人が住む島で、人口は483人である(2000年)。
 
堀切港は沖島と相対しており、この港から一日11便、日中は2時間ごとに定期船が通っている。乗船時間10分の
 
わずかな船旅である。来るときに立ち寄ったコンビニで買ったおにぎりを持参して、12時に沖島を出航して堀切
 
港に着いた、12時15分発の船に乗船した。堀切港から眺めた沖島は右手に標高220メートルの沖島山があり、
 
左手の小さな山との間の平地に集落がある。その集落にある沖島港に向かって、鏡面のように静かな湖面を船
 
は進み、右舷に見える小学校の校舎や狭い土地に張り付いたような集落の建物を眺めながら船は小気味よい
 
エンジン音を響かせて港に到着する。