10京都松尾大社神幸祭
最後に祭に参加する若衆や子供たちの表情を紹介して、このページを終えたい・・・
八条通りに架けられた桂大橋の北側のたもとに着いた御輿はまた若衆に担がれ、橋の下をくぐって下流側の 河川敷を進み、6基の御輿が集合するとこれで船渡御の神事が完了することとなる。
御輿を乗せた舟はいったん川上に漕ぎ出し、川の流れに乗って下りながら対岸に向かう。これを船渡御(ふなと ぎょう)といい、重さ1トン以上もある御輿をバランス良く神船の上に乗せて桂川を下る神事であり、神幸祭最大 の見せ場ともなっている。
神幸祭は出御祭とも呼ばれ、4月25日に松尾七社(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之 社)の御輿(月読社は唐櫃)が、ご本殿のご分霊を受けて、拝殿を三回まわった(拝殿廻し)後、順次社頭を出発 し、松尾・桂の里を通って桂離宮の東北…
御輿は阪急嵐山線に沿って物集女街道を南下。空は抜けるような青空である。桂離宮に近づくと沿道の樹木の 緑は深くなり、静かな住宅街の狭い道を御輿は通り抜けてゆく。
御輿は楼門をくぐり、若衆のホイット、ホイットの掛け声も勇ましく、ややおどけたような独特の足取りで参道を進 むと、周囲からは歓声と拍手が起こり、祭の雰囲気は嫌がうえにも盛り上がってゆく。 鳥居を出たところで御輿は台車に乗せられ、桂離宮のそばの…
御輿は神霊が御旅所などへ渡御するに当たって一時的に鎮まる輿であり、ご神体を乗せた御輿を担ぐこ とは氏子たちにとっては名誉なのだ。ご神体を乗せた御輿は拝殿の周りを回るうち、御輿を担いだ氏子 衆たちの気持は次第に高まってゆく。そして山吹に彩られ…
松尾大社神幸祭の神事。 境内には御輿が6基集まる。御輿が出発する時に、本殿前で御霊を御輿に授かる神事が行われる。神事が終 わると、御輿は拝殿の周りを3周する。最後の3周目に本殿前で御輿を高々に持ち上げる。拝殿を周回する時に は、白い法被を着…
平成22年の京都松尾大社の神幸祭は抜けるような青空のもとで行われた。前回(平成19年)の ときは雨模様で神輿にはビニールが掛けられていたが、今年はきらびやかな神輿の飾り付けを 惜しげもなく五月の白日のもとにさらしていた。今年は天気のよさに誘われ…