京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

16水口曳山祭その1(甲賀市水口町)

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水口曳山祭は、毎年4月20日滋賀県甲賀市水口町の水口神社の例祭水口祭にあわせて催される曳山の巡

行祭である。曳山の中で演奏される水口ばやしと合わせて昭和60年(1985年)3月29日に滋賀県無形民俗文

化財に指定された。

水口町は甲賀郡の中心部で、古来伊勢大路(から伊勢の神宮への参宮道)が通る要衝として、また近世には

水口藩城下町東海道五十三次宿場町として栄えてきた土地であるが、江戸時代中期の享保20年(1735

)、水口神社の4月の上申日に行われていた祭礼に、当時の天神・天王・西町・東町・伝馬・悔町・新町・中町・

美濃部の9ヶ村の氏子が町の更なる繁栄を祈願して曳山を新造・奉納したのに起源を持つ。寛延(1748-51年)

以降に曳山の数を増し(およそ30基ほどが確認できる)、化粧も豪華なものへと変化していき、次第に近郷から

の見物客を集めるとともに藩主加藤氏による桟敷見物も行われるなど発展し、甲賀郡唯一の都市型祭礼として

水口神社例祭の中心行事とも、近江を代表する曳山祭礼の1つとも目されるようになった。

現在13基の曳山があるが、毎年4基が交代で祭りに参加する。