京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

矢橋帰帆島の新緑

近江大橋を草津側に渡ったところにある大型ショッピングセンターイオンの窓から眺めた矢橋帰帆島の新緑・・・

愛読書30「幕末」

幕末の暗殺を取り上げた短編小説で、昭和38年1月から12月にかけて「オール讀物」に連載されました。 桜田門外の変、奇妙なり八郎、花屋町の襲撃、猿が辻の血闘、冷泉斬り、祇園囃子、土佐の夜雨、逃げの小五 郎、死んでも死なぬ、彰義隊胸算用、浪華城焼打、…

16八幡まつりその6

近江八幡の春の空を焦がす大松明の炎・・・

16八幡まつりその5

紅蓮の炎に包まれる大松明・・・

愛読書29「戦雲の夢」

「戦雲の夢」大きな器量を持ちながらも、乱世の動きに取り残された悲運の武将、長曾我部盛親を鮮やかに描い た長編作品で1961年に講談社より刊行し講談社文庫で重版されています。 ◎わたしと「戦雲の夢」 「夏草の賦」の主人公土佐二十四万石の太守である長…

愛読書28「酔って候」

「酔って候」(よってそうろう)は幕末の西南雄藩を舞台とした短編4編集です。文藝春秋で単行本が刊行されまし た。土佐藩の山内豊信を主人公として描いた「酔って候」、薩摩藩島津久光が主人公の「きつね馬」、宇和島藩 の伊達宗城と、彼に命じられて蒸気船…

16八幡まつりその4

大松明に火が点されると炎はたちまち火柱になって燃え上がり、大松明のてっぺんに仕掛けられた花火が心地 よい乾いた音を立てて上がる。大松明の炎の色と花火の色が春の夜に美しく交差する・・・

愛読書27「空海の風景」

「空海の風景」は「中央公論」1973年(昭和48年)1月号から1975年(昭和50年)9月号に連載されました。 平安時代初期に密教を独自に体系化し、真言宗の開祖となった空海を扱った作品で、第三十二回(昭和50年 度)芸術院恩賜賞文芸部門受賞作。司馬さんは本…

16八幡まつりその3

点火された松明の明かりの中を各村落から松明を担いだ若者たちがやってくる。若者たちは日牟礼八幡宮の鳥 居をくぐると、松明を引きづりながら参道を駆けだす。松明が勢いよく炎を上げると周囲の人々から歓声が上が る。参拝を終えて戻ってくる松明とこれか…

愛読書26「風神の門」

「風神の門」は、1961年(昭和36年)から1962年4月まで『東京タイムズ』に連載されました。 戦国時代の忍者・霧隠才蔵こと服部才蔵が主人公となっています。真田十勇士を題材にした作品ですが、猿飛 佐助と霧隠才蔵以外の十勇士は殆ど描写されていません。ま…

愛読書25「胡蝶の夢」

「胡蝶の夢」は、「朝日新聞」朝刊に、1976年11月11日から1979年1月24日まで連載されました。 徳川幕府の倒壊と15代将軍慶喜の苦悩、また戊辰戦争での軍医としての松本良順、順天堂出身の関寛斎の姿 があざやかに描き出されています。その一方で、記憶力と語…

愛読書24 「夏草の賦」

「夏草の賦」は、1966年9月から1967年5月にかけて地方紙に連載、文藝春秋により刊行されました。 戦国時代から安土桃山時代にかけての四国の大名、長曾我部元親を主人公とした作品です。戦国の世、 「鬼国」と呼ばれた僻遠の地である土佐に生まれた長曾我部…

16八幡まつりその2

仕掛け花火のナイヤガラの瀑布が点火されると周囲の人々にどよめきが起こり、それを合図に松明に点火され ると炎が一気に舞い上がった・・・

愛読書23 「尻啖え孫市」

尻啖え孫市」は1963年(昭和38年)7月から1964年(昭和39年)7月にかけて「週刊読売」で連載され ました。戦国時代に鉄砲技能集団として名高かった雑賀党を率いた雑賀孫市(鈴木孫一)を主人公にし た作品で、雑賀党を構成する有力家系の一つである鈴木氏の…

愛読書22 「播磨灘物語」

「播磨灘物語」は昭和48年5月から昭和50年2月まで読売新聞に連載されました。豊臣秀吉が天下をとる ことが出来た最大の功労者である黒田官兵衛。軍師としての豊かな才能のゆえに豊臣秀吉に懐刀として 最も信頼される一方、最も警戒された戦国武士の生き様を…

16八幡まつりその1

近江八幡で3月13日に湖国に春を告げるまつり、左義長まつりが行われると、翌4月14日には八幡まつりが繰り 広げられる。3月の左義長のまつりは元来安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出 たと伝えられているが、織田信長亡き後、八…

桜のある鉄道の風景

中山道柏原宿の近くを走るJR東海道線。折しも桜並木の中を上りの貨物列車が桜の花びらを散らしながら、静 かな宿場の里に走行音を残しつつ関ヶ原方面に向かっていった。

中山道柏原宿その3

柏原宿の入り口に立つ火の見櫓が時代を超えた世界に誘う・・・

中山道柏原宿その2

静かな柏原宿のたたずまい。町角に立って目をつぶると、往来を行きかう旅人たち、飛脚や駕籠かきの声、馬の いななき、旅人を呼び込む旅籠の者の掛け声といった、かつての宿場町の喧噪さと繁昌さが時代劇映画のワン シーンのように瞼に浮かびあがってくる。…

中山道柏原宿その1

徳源院枝垂れ桜を見たあと近くの中山道柏原宿を訪ねた。 柏原宿は中山道60番目の宿場(中山道六十九次)で、現在は滋賀県米原市。『太平記』にすでに記載されてい る中世以来の宿場。艾(もぐさ)が特産品で、最盛時には10軒以上の艾屋があったという。天保1…

徳源院枝垂れ桜その7(米原市清滝)...

米原市清滝の静かな山里風景・・・

徳源院枝垂れ桜その6(米原市清滝)...

参道の桜並木に名残りを惜しみながら、徳源院を後にして臨時駐車場に向かう途中、近くにある天台寺石堂寺 とその門前にある弁財天の弁天堂の桜の美しさに魅かれて立ち寄り、駐車場に向かった。

徳源院枝垂れ桜その5(米原市清滝)...

本堂から出てくると境内の人波は増えてい、散策しながらそれぞれ枝垂れ桜の美しさに感嘆していた。

徳源院枝垂れ桜その4(米原市清滝)...

静かな徳源院の庭園、滋賀県指定名勝に指定されている。本堂の庫裡から眺める庭園の苔が美しい。位牌殿 には歴代の京極家の位牌と当主の木造が保管されていた。

徳源院枝垂れ桜その3(米原市清滝)

境内に入ると両側から満開の枝垂桜が迎えてくれる。徳源院道誉桜と名付けられた枝垂桜は米原市指定天然 記念物に指定されている。三重塔を背景にした道誉桜も豪華で美しい。その枝振りは飛沫を立てて落下する滝 のような迫力がある。

徳源院枝垂れ桜その2(米原市清滝)

参道を更にすすみ、人々の流れについてゆくと、参道を左に折れたところに徳源院の石垣塀が続くその向こうに 徳源院への入り口が見えてきた。塀瓦の上には満開に咲いた枝垂れ桜が顔をのぞかせていた。入口に立つ石 碑には「史蹟清滝寺京極家墓所」と刻まれて…

徳源院枝垂れ桜その1(米原市清滝)

米原市の清滝というところにある徳源院は京極氏の菩提寺。清瀧寺(せいりゅうじ、または、きよたきでら)とも呼 ばれる。山号を霊通山と称する。宗派は天台宗で境内にある京極家墓所は国の史跡に指定されている。この寺 の境内にある枝垂れ桜は 婆沙羅大名(…

野洲大橋下流の桜その2

春の陽が西に傾くと桜の色は一段と艶っぽく照り映える・・・

野洲大橋下流の桜その1

野洲川に架かる国道8号線野洲川大橋、そのやや下流の東岸に広がる桜並木。三上山を背景にした桜の美しさ は云いようもない。地元の人しか知らない桜の名所である。

井手町玉川の桜

地蔵院のある小高い山の裾を流れる玉川も桜の名所として有名。玉川からは地蔵院が枝垂れ桜に守られるよう にして建っているのを臨むことができる。