京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

16八幡まつりその1

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近江八幡で3月13日に湖国に春を告げるまつり、左義長まつりが行われると、翌4月14日には八幡まつりが繰り

広げられる。3月の左義長のまつりは元来安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出

たと伝えられているが、織田信長亡き後、八幡城下に移住してきた人々は、既に4月に行われていた1000年以

上の歴史を誇る八幡まつりに参加を申し入れたが、松明の奉火場所が無く、また新参とのことで断られたため、

これに対して、安土で行われていた左義長まつりを始めたことが起源とされているとも伝えられている。

八幡まつりは八幡開町以前の旧村落(市井・北之荘・鷹飼・大林・中村・宇都呂・土田・多賀・船木・小船木・大

房・南津田)で行われる祭で、毎年4月14、15日に日牟禮八幡宮に奉納される。14日の宵宮祭は松明祭とも呼ば

れ、国の無形民俗文化財に選択されている。10m余の大松明をはじめとする合計30本以上の松明に火が付けら

れ、多数の仕掛け花火とともに春の夜空を焦がす様子は実に雄大、豪快なまつりである。日牟禮八幡宮は明る

く照らしだされていて各村落からやってくる松明の奉納を待ち、参道にはすでに10m余の大松明が何本も立てら

れていた。午後8時打ち上げ花火を合図にいよいよ松明祭の開始である。