京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2018-01-01から1年間の記事一覧

清涼寺(嵯峨釈迦堂)

嵐電嵐山の駅から左に向かうと渡月橋方面に出る。先日は天龍寺から渡月橋辺りを散策したので、この日はそ の反対方向、つまり右に向かって清凉寺から落柿舎、そして常寂光寺方面、すなわち奥嵯峨の一部を訪ねるこ とにした。 駅から通りに出て右方面を眺める…

花園から嵐山へ

妙心寺から嵐山に向かう。妙心寺の北門から出て、京福電鉄(嵐電)北野線の妙心寺駅から電車に乗り、御室 仁和寺駅を通り、春になれば桜トンネルと呼ばれる、両側に桜のある沿線を通って帷子の辻駅で嵐山本線に乗 り換え、嵐山にゆく。 北野線は北野白梅町か…

天台宗別格本山毛越寺その4

4 大泉が池の周囲を回遊すると次々に美しい風景が広がってくる・・・

天台宗別格本山毛越寺その3

毛越寺を開いた慈覚大師円仁の像が鎮座する開山堂が美しい風景の中に溶け込んでいた。 慈覚大師円仁(794~864)第3代天台座主。9年6ヶ月に及ぶ長安への求法の旅の間、書き綴った日記が『入唐 求法巡礼行記』で、これは日本人による最初の本格的旅行記であり…

臨済宗妙心寺の秋その9

「昭和の大横綱」顕彰 ゆかりの妙心寺塔頭・大法院で石碑の落慶法要 京都 大相撲で歴代3位の31回の優勝を誇り、「ウルフ」の愛称で知られる第58代横綱、千代の富士の功績をたたえた 顕彰碑の完成を祝う落慶法要が15日、妙心寺の塔頭、大法院(京都市右京区)…

天台宗別格本山毛越寺その2

本堂の右手には浄土庭園と呼ばれる庭園が広がる。浄土庭園とは仏堂と苑池とが一体として配された庭園で、 毛越寺では北に塔山と呼ばれる小山を背景として、広々とした苑地美観が展開されている。大泉が池は浄水を たたえ、その周辺には、州浜、荒磯風の水分…

臨済宗妙心寺の秋その8

建物内撮影禁止のためインターネットから転載 妙心寺塔頭のひとつ、大法院の露路庭園の紅葉。大法院は真田幸村の兄で松代藩主であった真田信之の菩 提寺として創建された。寺名は信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」に因む。墓地には真田信之の外真田一 族…

天台宗別格本山毛越寺その1

中尊寺のあと毛越寺に向かう。 毛越寺(もうつうじ)は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多 くの伽藍が造営された。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれ てい…

臨済宗妙心寺の秋その7

静かな妙心寺の境内・・・

奥州平泉中尊寺その8

金色堂の傍にはあまりにも有名な芭蕉の句碑が建っていた。「五月雨の降りのこしてや光堂」 [句解釈] あた りの建物が、雨風で朽ちていく中で、光堂だけが昔のままに輝いている。まるで、光堂にだけは、五月雨も降り 残しているようなことではないか。 経蔵、…

臨済宗妙心寺の秋その6

「余香苑」の静かなたたずまいの中に紅葉が燃えるように広がる・・・

臨済宗妙心寺の秋その5

方丈の西側に広がる広大な庭園は「余香苑」といい、造園家・中根金作氏の設計によるもので、昭和38(1963) 年に着工し、3年の月日を費やして完成した昭和を代表する名園で、伝統的な造園手法を基盤とした厳しさの中 にも優雅さを含み、大刈込みの間から三段…

奥州平泉 中尊寺その7

金色堂がある覆堂内は撮影禁止のため、インターネットからの写真を掲載。 まさに極楽浄土にいる心地にさせてくれる眩いばかりの仏の世界である・・・

奥州平泉 中尊寺その6

柔らかな秋の木漏れ日が降り注ぐ金色堂・・・

奥州平泉 中尊寺その5

本堂を経て阿弥陀堂の前を過ぎるといよいよ金色堂である。 中尊寺金色堂は、中尊寺にある平安時代後期建立の仏堂である。奥州藤原氏初代藤原清衡が天治元年(1124 年)に建立したもので、平等院鳳凰堂と共に平安時代の浄土教建築の代表例であり、当代の技術…

臨済宗妙心寺の秋その4

応仁の乱後、1597年に再建された方丈は重要文化財に指定され、禅内部の襖絵は狩野光信の高弟であった狩 野了慶の筆によるもので、桃山後期の優れた遺品とされる。禅と剣の道には精神的な共通点があり、江戸期に は宮本武蔵もここに居して修行に励んだと伝わ…

奥州平泉 中尊寺その4

本堂に鎮座する本尊の釈迦如来坐像。平成25年に建立・安置された仏像であるが金色眩く、目に痛いほどであ る。だが釈迦如来坐像は穏やかな表情で手を合わせる人々を温かく見守る。

臨済宗妙心寺の秋その3

方丈の座敷に架けられた国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」の掛け軸。日本の初期水墨画を代表する画僧・如拙作 の絵画作品である。図は水流の中を泳ぐナマズ(題名の「鮎」はナマズの意)と、ヒョウタンを持ってそれを捕らえ ようとする一人の男を表す。男はヒ…

奥州平泉 中尊寺その3

月見坂にある地蔵堂、薬師堂、観音堂等に手を合わせながら参道を進むと、中尊寺の門前に出た。門をくぐると 本堂が目に入った。本堂は中尊寺の中心となる堂塔のひとつで、年間を通じて多くの法要・儀式、そして様々な 行事が行われる。現在の本堂は明治42年…

臨済宗妙心寺の秋その2

退蔵院に向かう。庫裏の横から重要文化財である方丈に続く小路は艶やかな紅葉のトンネルとなって訪れる 人々を迎えてくれる。 退蔵院(たいぞういん)は臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の塔頭である。初期水墨画の代表作である国宝「瓢鮎 図」を所蔵することで知…

臨済宗妙心寺の秋その1

妙心寺の塔頭、退蔵院で秋の特別拝観が行われているとのことであり先日出かけてみた。 妙心寺は、京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山の寺院。山号を正法山と称する。本尊は釈迦如 来。開基(創立者)は花園天皇。開山(初代住職)は関山慧玄(無相…

渡月橋界隈の賑わい

渡月橋界隈の賑わい・・・

奥州平泉 中尊寺その2

堂内に入ると義経と立ち往生する武蔵坊弁慶の像が私ども参拝者達を迎えてくれる。弁慶の勇壮な姿にあらた めて手を合わせた。建物は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行3間、張間2間、正面1間向拝付き、 外壁は真壁造り板張り、向拝木鼻には獏や…

宝厳院から渡月橋へその2

大堰川に出る。見慣れた風景だが、対岸の山の艶やかな色づきを眺め、保津川下りの船の櫓の音を聞いてい るとこころが落ち着き、気が和らぐ。唐突的に話が飛ぶが、NHKの大河ドラマ「西郷どん」でも最近放映されたが 明治政府の初期の頃、外遊から帰朝した…

奥州平泉 中尊寺その1

中津川渓谷で奥州の秋を満喫した後一路福島に向かい、福島駅の駅前でレンタカーを返却。駅前から仙台駅 行きの高速バスに乗り、夕方仙台駅の駅前に到着、迎えに来てくれた娘と逢うことが出来た。 翌朝ご亭主の運転する車に乗って娘夫婦と今回の旅行の一番の…

宝厳院から渡月橋へその1

宝厳院を後にして大堰川へ向かう・・・

宝厳院の秋その4

紅葉のトンネル・・・

中津川渓谷

絶景の眺望に堪能してさらに車を走らせ、深い森の中に入ってゆくと周囲が突然明るくなり渓谷に架かった橋の 上に出た。車を道路脇に停めて橋の上か下を覗きこむ。中津川渓谷である。秋元湖に流れ込む中津川の源流 にある渓谷で、約10キロにわたり滝や急流、…

秋元湖眺望

裏磐梯五色沼を後にして仙台市内の娘宅に行くべく磐梯吾妻レークラインを通って福島駅に向かった。福島駅 前でレンタカーを返却して、バスで仙台に向かうのである。磐梯吾妻レークラインは猪苗代湖の北方にある桧原 から秋元湖の北側の山中を抜けて福島方面…

宝厳院の秋その3

記録的な天候異変の夏を耐え抜いた紅葉は、美しく艶やかに葉を広げる・・・