2018-12-02 天台宗別格本山毛越寺その1 秋の奥州路をゆく #写真 中尊寺のあと毛越寺に向かう。 毛越寺(もうつうじ)は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多 くの伽藍が造営された。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれ ている。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土 庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受 けている。平成元年、平安様式の新本堂が建立された。現在の本尊は薬師如来立像(平安時代後期の作。脇 侍は日光菩薩・月光菩薩)。境内は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」として国の特別史跡、庭園は「毛越寺庭園」とし て特別名勝に指定されている。2011年(平成23年)6月26日、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古 学的遺跡群-」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された。