京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

吉野山をゆく(中千本桜本坊)

イメージ 1
 
イメージ 8
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
ようやく永年の夢がかなって世界遺産である吉野山に出かけることが出来た。滋賀県に住む者にとってどうにも
 
吉野の山は山深い印象が強く、地理的に遠い存在だったのである。それに桜のシーズンは車の渋滞が凄いと
 
聞いていたのもなおさら吉野ゆきをおっくうにさせていたのである。だがこの日早立ちしたこともあり、麓の吉野
 
川の側にあり駐車場にそんなに待たずに入れ、シャトルバスに乗って中千本まで行ったのであった。
 
吉野山奈良県の中央部・吉野郡吉野町にある吉野川紀の川南岸から大峰山脈へと南北に続く約8キロ
 
メートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称、または金峯山寺を中心とした社寺が点在する地域の広域地名である。
 
古くから桜の名所として知られており、かつては豊臣秀吉が花見に来た事がある。大正13年(1924年)12月には
 
国の名勝史跡に指定され、昭和11年(1936年)2月 には吉野熊野国立公園に指定された。また平成16年(2004
 
)7月には吉野山高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコ
 
世界遺産に登録された。平成2年(1990年)には日本さくら名所100選に選定されている。
 
野山は平安時代頃から桜が植え続けられてきた。 特に桜が数多く集まる所があり、いずれも一目千本と呼ば
 
れ山下の北から山上の南へと順に下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれている。 植えられている桜の種類
 
は、ほとんどが白山桜であり、その数は約3万本にも及ぶという。
 
吉野山を散策するコースはいろいろあるが、わたしたちはまずシャトルバスで中千本まで行き、別のバスに乗り
 
換えて上千本を通って奥千本まで行き、そこから下千本まで下るというコースを取った。中千本では桜本坊へ参
 
拝して、天武天皇ゆかりの見事な枝垂れ桜を見ることから吉野山桜紀行が始まった。