京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2012-01-01から1年間の記事一覧

京の秋その1

色づき始めた東山界隈、高台寺あたりの風景・・・

永源寺の秋その4

永源寺の紅葉はもうすぐ全山紅葉し、境内にはざわめきとともに紅葉狩りの人々が列を成す・・・

永源寺の秋その3

寺の方丈(本堂)の屋根が甍でなく茅葺きであるのは大変珍しいのではあるまいか。角の茅葺きの葺き具合など 直線かつ鋭角的で、眺める者の視線に食い込んでくるような鋭さがある。だが一方優美で柔らかで、人間の匂い が漂うようである。方丈の前を過ぎると法…

永源寺の秋その2

緩やかな登りの参道を進み、瀟洒で優美な総門を入ったところで受付を済ませ、更に歩を進ませると正面に山 門が見えてきた。寛政七年(1795年)井伊家の援助等により7年の歳月を費やし享和二年(1802年)完工した。楼 上に釈迦牟尼佛・文殊菩薩・普賢菩薩並…

永源寺の秋その1

永源寺は、滋賀県東近江市の愛知川右岸にある臨済宗永源寺派の本山。南北朝時代、近江の領主であった 佐々木氏頼が、寂室元光禅師(じゃくしつげんこうぜんじ)を開山に迎え、伽藍を建立したのが始まり。その後も 永源寺には高僧が集まり、佐々木氏の庇護の…

太郎坊山と柿の木

柿の色は秋の澄み切った青空によく似合う。太郎坊山に背景に一本の柿の木があった。周囲を見渡しても他に 柿の色は目に入らない。だからなおさらたったこの一本の柿が目立つ。この柿は甘柿なのだろうかそれとも渋柿 なのだろうか。

太郎坊山とコスモス

今まで何度か紹介している東近江の太郎坊山。西に傾いた秋の陽に太郎坊山の山肌の陰影が深くなった。と見 る間に山裾のコスモス畑の花々が明るく輝きだした。その美しさに魅かれて母親が可愛い我が子に携帯カメラを 向けた。そんな母親が子供は嬉しくてなら…

近江鉄道新八日市駅駅舎

近江鉄道の駅の1つ、八日市駅から八日市線の近江八幡行きに乗ると、次の駅が新八日市駅である。閑散とし た住宅街にある駅であるが、2階建ての立派な洋風木造駅舎が威風堂々と建つ。パステル調の緑を基調とした 明るい感じの駅舎だが、剥げている部分も目立…

JR琵琶湖線沿線を彩るコスモス

JR琵琶湖線の近江八幡駅にもうすぐ到着という沿線にコスモスが美しく可憐な花が群生していた。沿線のすぐ 近くまで住宅地が迫っていて、このコスモスたちが何とか宅地化を守っているような健ささへ感じられる美しさだ。 折しも京都方面から米原行きの普通…

初秋石塔寺その4

石塔群の周囲の木立の中の小道を散策。小道の両側にも石塔や石仏が並んでいて、なんだか幽玄の世界をさ 迷っているような心地になる。15分程度の散策で一周し元の場所に戻ってくる。石塔群のすぐそばにある一対の 五輪塔と宝塔はいずれも阿育王塔と同様重要…

初秋石塔寺その3

斜めに射す秋の陽射しに明暗の影を落とす石塔の群れ・・・

初秋石塔寺その2

本堂で心静かに手を合わせた後、長い石段を登り始めた。石段の左側には上まで多くの石仏や石塔が迎えてく れる。やや汗ばむ初秋の陽気の中を登ってゆくと、見上げる石段の上には阿育王塔(あしょかおうとう)と呼ばれ る三重石塔(重要文化財)の上部が徐々…

初秋石塔寺その1

石塔寺へ最初に行ったのは、ずいぶんの前のことだが、あの端正な白鳳の塔を見て、私ははじめて石の美しさ を知った。朝鮮にも、似たような塔はあるが、味といい、姿といい、これは日本のものとしかいいようがなく、歴史 や風土が人間に及ぼす影響を今さらの…

祭りの凛々しい子供たち

曳山に乗る凛々しい子供たちの表情。中には巡行にやや疲れた表情もあるが、どの子供たちにも伝統ある祭り に参加している喜びと誇りがみなぎっている。やはり祭りの主役は子供たちである。

祭りを支える男たち

過去より引継ぎ、未来へつなぐ男たち・・・祭りになくてはならぬ男たち・・・

豪華絢爛

豪華絢爛な懸装品に飾られた曳山。囃子方たちの身につけた伊達で粋な長襦袢、曳山の人形の衣装等々 かつての大津商人達や町衆の財力、心意気が伝わってくる。

曳山巡行その3

町家の二階から子供たちが思い切り腕を伸ばしてちまきを取ろうとする。黄色い声が辺りに響いて祭りは最高潮 を迎える。

水面に映る初秋の風景(近江八幡)

近江八幡の八幡堀の水面に映る初秋の風景・・・

曳山巡行その2

初秋の午後、短くなった夕陽に曳山は金色に輝く・・・

初秋花のある風景(近江八幡にて)

初秋のある日、花のある風景を近江八幡に追ってみた・・・

曳山巡行その1

曳山に乗る囃子方、曳山の下で曳山を曳く曳き方、両側の町屋の二階から声援する地元の人々そして曳山の 周りの観光客等見物客が一体となって祭りを盛り上げる。曳山から投げられたちまきが屋根の上に引っかかり、 それを取ろうとする人の姿もほほえましい。…

囃子方その2

身を乗り出し見物客と一体となって盛り上がる囃子方たち。ちまきを投げる手にも力が入る・・・

囃子方その1

鉦、太鼓、笛によるお囃子が祭りの雰囲気を盛り立てる。大津祭のお囃子は祇園祭のお囃子を模したものとい われているが、祇園祭のゆったりとしたテンポに比べて、速いテンポで乗りの良いお囃子であり、祇園祭のような 気品のあるお囃子とはいえないが大津商…

彼岸花の咲く風景その2

おだやかな初秋の日射しが東近江の田園地帯を明るく照らす・・・

彼岸花の咲く風景その1

琵琶湖の湖東、近江八幡市と東近江市(旧八日市市)を結ぶ鉄道が近江鉄道八日市線。滋賀県下で最古の私 鉄であり、明治期に発足した私鉄のうち、現在まで社名を一度も変更せずに存続しているのは東武鉄道と近江 鉄道のみであるという。 この日八日市線の線路…

曳き方その2

琵琶湖汽船の船着場がある浜大津と京都を結ぶ電鉄を京津電車という。その線路が敷設された道路は登り坂 になっているから巡行する曳山の曳き方にとって辛い登りが続く。だが曳き方は老いも若きも、そして子供も皆 伝統の祭りに参加していることに誇りを持っ…

初秋御上神社

御上神社(みかみじんじゃ)は、滋賀県野洲市にある神社。 琵琶湖南岸、「近江富士」の別名もある三上山(標高432m)の山麓に鎮座し、三上山を神体山として祀る神社で ある。三上山は藤原秀郷(俵藤太)のムカデ退治伝説でも知られる。境内には国宝の本殿の…

曳き方その1

今年も湖国の秋の訪れを告げる大津祭りがやってきた。大津祭は江戸時代はじめ、鍛冶屋町塩売治兵衛が狸 面で踊ったことから始まったとされるが、寛永15年(1638年)からは三輪の曳山がつくられ、やがて元禄、安永年 間に現在の曳山がととのえられたという。か…

五個荘金堂の町並みその3

見越しの松に白壁土蔵、煙突のある建屋は風呂場だろうか。今も使用されているようだが住人の気配はない。

五個荘金堂の町並みその2

静かな町並みもバスツァーの団体客が訪れると人の流れで賑わう。だがそれもしばしの間だけでまたもとの静 寂が広がる・・・