岐阜城に別れを告げ、下りのロープウェイから次第に近づいてくる岐阜の町並みを眺めながら、
山麓駅に到着。
大正5年
岐阜公園に
大正天皇即位の記念事業として建てられた三重塔の朱色が青葉に映えて美しく流麗な甍を
見せていた。三重塔は建設費は5500円(当時)で、 資材として濃尾
地震で被災した
長良橋の古材が使われた。
29年2月までの約2年半をかけて、大規模な修復が行われている。その塔の右手一帯は
織田信長の居館発掘現
場で、現在も次々と新しい遺構が発掘されているというからいずれ居館が復元されるかもしれない。そんな期待
を抱きながら
岐阜公園一帯の静かなたたずまいの中を抜けて、岐阜の大仏のある
正法寺に向かった。