京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

菩提禅寺を訪ねて(湖南市)

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廃少菩提寺石多宝塔・石仏のある場所から少し離れたところにある寺が黄檗宗の寺院(開創1723年)、菩提禅
 
寺である。本尊の木造阿弥陀如来立像は、旧菩提寺の遺仏と伝えられる仏像で国の重要文化財に指定されて
 
いる。当寺は大般若院少菩提寺阿弥陀院跡で元亀元年6月5織田信長と戦って破れた、佐々木六角の敗残
 
兵を少菩提寺の僧兵60騎が討ち取ろうとしたが敗れて、佐々木六角勢のために全て灰塵となってしまい再建な
 
らず廃寺となった。その折当寺に安置された本尊阿弥陀如来のみ焼け残り一草堂に安置されていたが、享保8
 
年日野の御家島崎仙太郎家の先祖光岳居士と菩提寺の伊地知文八家先祖実岩居により一つの精舎が建てら
 
れ、当時は福寺出張所阿弥陀院と呼ばれていたがその後、享保16年6月に黄檗宗に属し円満山・菩提禅寺に
 
改名された。
 
境内からは野洲川流域と国道1号線のバイパス道路が眺望でき、かつて戦国時代に古戦場となったことが信じ
 
られない穏やかな土地である。