京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

雪の湖北をゆくその3(舎那院)

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舎那院ー長浜八幡宮の隣にある真言宗豊山派の寺。明治維新神仏分離までは、八幡宮別当(神宮寺)と
 
されていた。平安時代前期、空海によって開山され、平安中期には源義家が東夷征伐の前に、ここで戦勝祈願
 
を行ったといわれる。その後、戦火のために焼失したが、安土桃山時代豊臣秀吉が再建。本尊の愛染明王
 
像は、躍動感あふれた彩色像で、観音堂阿弥陀如来坐像とともに、国の重要文化財に指定されている。もと
 
陰暦3月に行われていた法華会の本尊だった絹本著色三月経曼茶羅図も国指定の重要文化財。ほかに、平安
 
時代の素文馨、兆殿筆と伝わる絹本著色十六羅漢像などの寺宝を所有している。約3300平方メートルの境内
 
には本堂、観音堂太子堂地蔵堂護摩堂などの多くの堂宇が建ち並び、7月下旬から9月にかけては境内一
 
面に芙蓉の花が咲き揃い、大勢の観光客が押し寄せるが、今の時期は雪に埋もれた静かな伽藍である。