京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

山寺(立石寺)をゆくその6

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仁王門をくぐって石段を登ってゆくと辺りが明るくなり視界が開けてきた。江戸時代までは12の塔中支院(塔頭)があり、多くの僧が修行に励んでいた。今は性相院・金乗院・中性院・華蔵院の4つの院が、その面影を残している(写真は性相院)。それら4つの院を右に見、左に戦国時代から江戸時代前期にかけての出羽国大名最上氏第11代当主であり、出羽山形藩の初代藩主であった最上義光の御霊堂に手を合わせる最上義光伊達政宗の伯父にあたり、関ヶ原の戦いにおいて東軍につき、上杉景勝と戦い、最上家を57万石の大大名に成長させて全盛期を築き上げた戦国大名である。。 さらに登ってゆくと奥之院と大仏殿の甍が見えてきた。正面右側の古いお堂が奥之院ともいわれる如法堂で、開山・慈覚大師が、中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来多宝如来を本尊とする。石墨草筆の写経道場で、明治5年の再建。左側の大仏殿には、像高5メートルの金色の阿弥陀如来像を安置し、毎日、卒塔婆供養をおこなっている。

奥之院の前に立つ大灯籠は材質は青銅だが一般的には金灯籠と呼ばれている。この灯籠は金華山金比羅山の灯籠と共に日本三大灯籠と呼ばれている。