名は華頂山知恩教院大谷寺(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)。本尊は法然上人像(本堂)および
庶民まで広く信仰を集め、今も京都の人々からは親しみを込めて「ちよいんさん」「ちおいんさん」と呼ばれてい
る。本堂へ向かう急勾配の石段の途中に西面して建つ三門は元和7年(1621年)の建立で国宝、また三門をくぐ
り、急な石段を上った先の台地に南面して建つ本堂は寛永16年(1639年)徳川3代将軍徳川家光によって建立さ
年大遠忌を迎えるのにあたり、この国宝・御影堂の半解体をともなう大修理が開始された。大修理は8年計画で
屋根瓦の全面葺き替えをはじめ腐朽、破損箇所の取り替えと補修、軒下の修正、耐震診断調査に基づく構造補
強などを行い、竣工は平成31年の予定。