京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

観音寺山に登るその2

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日吉神社の反対側の小径をしばらくゆくと佐々木六角の御屋形跡があった。いまはその面影はまったく残ってい
 
なくて小さな天満宮の祠があるのみである。観音寺山全山を石垣で囲って山城とした佐々木氏はこの御屋形が
 
生活の場所だったのだろう。六角氏(ろっかくし)は、日本氏族の1つ。宇多源氏佐々木氏の流れを汲み、鎌倉
 
時代から戦国時代にかけて近江南部を中心に勢力を持った武家守護大名)で、近江源氏と呼ばれた佐々木
 
の四家に分かれた家のうちの一つ。
 
春を思わせるような陽気に汗をかきながら九十九折になった石段を小一時間かけて登るうち、ようやく観音正寺
 
の甍が石段の上に顔を出してくる。観音正寺への登り口はこの表参道からの登り口の他、東側の麓にある結神
 
社からの裏参道の登り口と安土考古博物館のある「安土風土記の丘」、すなわち西側の麓から桑実寺を抜けて
 
寺に到るルートがあるが、この表参道からの登りが一番きついという。