2012-03-07 観音寺山に登るその1 冬 #写真 観音寺山。別名繖山(きぬがさ山)。標高432.7m。西国観音霊場第32番札所観音正寺のある山で有名。 全山が南近江の名族佐々木氏の観音寺城で戦国時代の典型的な山城。1568年織田信長が将軍足利 義昭を奉じて上洛する際に観音寺城主佐々木承禎は、一ヶ月は保てると豪語するも、わずか一日で落 城。信長は一気に京都へ入った。 奥石(おいそ)神社の前から国道8号線(中山道)を横断すると右手に見えてくる山が観音寺山である。 車窓から見ると山頂のやや下に見える甍が観音正寺。そのまま車を走らせ、麓の駐車場に着く。観音 寺山への登り口である。古い町並みを山に向かって伸びる参道を登ってゆくと見えてくるのが日吉大社 で、観音正寺の表参道の高差で250m余りある長い九十九折れの石段に向かう参道の入り口に鎮座し ている。山上の観音正寺の鎮守社として、近江・日吉大社から大山咋神(おおやまくいのかみ)を勧請し 創建されたと言われる。