娘との一泊二日の旅行を終えて仙台の娘の家で旅の疲れを癒した翌日、わたしは娘と山形県山形市の立石寺(通称山寺)へのドライブを楽しんだ。
立石寺(りっしゃくじ)は、山形県山形市にある天台宗の寺院。山寺(やまでら)の通称で知られ、古くは「りゅうしゃくじ」と称した。詳しくは宝珠山阿所川院立石寺(ほうじゅさんあそかわいんりっしゃくじ)と称する。本尊は薬師如来。
古来、悪縁切り寺として信仰を集めている。蔵王国定公園(第2種特別地域)に指定されていて、円仁が開山した四寺(中尊寺・毛越寺、瑞巌寺)を巡る、「四寺回廊」を構成しているほか、若松寺・慈恩寺を巡る出羽名刹三寺を構成する。立石寺の創建について、寺伝では貞観2年(860年)に清和天皇の勅命で円仁(慈覚大師)が開山したとされている。
土産店や飲食店が軒を並べる門前町をゆくと左側に山寺への登山口が見えてきた。石段を登ってゆくと根本中堂の甍が姿を現す。入母屋造りで銅板葺の内陣には平安時代の一木造り秘仏本尊、薬師如来座像が安置されている。 国指定の重要文化財でブナの建造物としては日本最古を誇る。