京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2011-01-01から1年間の記事一覧

秋の鯖街道(若狭街道)をゆく 朽木谷その2

織田信長が近江浅井氏の寝返りを知ったとき、直ちに京への撤退を開始した。北国街道を北からは朝倉軍が攻 寄せ、南からは浅井軍が迫る。このとき京へ戻るには琵琶湖の西岸、敦賀から丹後街道を西に向かい、三方五 湖の側を過ぎて三方を抜けて倉見峠を越えて…

秋の鯖街道(若狭街道)をゆく 朽木谷その1

安曇川 京都市左京区北東部、丹波高地の百井峠(国道477号が通る)近くに発し、ほどなく滋賀県に入る。比 良山地と丹波高地にはさまれた「花折断層」の渓谷を北流。高島市朽木(旧・朽木村)の中心地・市場集落で支 流の麻生川、北川などを合わせ、東へ向か…

秋の鯖街道(若狭街道)をゆく 花折峠

琵琶湖大橋を西から渡り、国道477号線を走り山間に入ってゆくと国道367号線(京都市から福井県三方上中郡 若狭町に至る 一般国道)にぶつかる。左手に見える途中トンネルを抜けると大原を通って京都に向かうが、今日 は朽木に向かわねばならない。だから国道3…

古き町並みの風景(東近江市五個荘金堂)

東近江市五個荘金堂地区は近江商人ゆかりの地、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。町 並みを歩くと舟板塀や白壁をめぐらした蔵屋敷があり、清らかな水が流れ錦鯉が優雅に泳ぐ掘割が縦横に走 る。懐かしいかつて日本のどこにでもあった風景が…

光と影(滋賀県東近江市五個荘 石馬寺)

光と影・・・互いに相反する現象なのに、互いに引き立て合う・・・

静寂(滋賀県東近江市五個荘 石馬寺)

石仏の前掛けの赤が目に染み入る、紅葉に包まれた石馬寺晩秋の静寂・・・

もみじその2(滋賀県東近江市五個荘 石馬寺)

古刹石馬寺(臨済宗妙心寺派) 東近江市(旧・五個荘町)の西北、瓜生山のふもとに位置する、聖徳太 子開基と伝わる古いお寺。推古2(594)年、この地を訪れた太子が馬を松の木につなぎ、山頂へ登った あとに降りてみると、馬は石になり池に沈んでいた。こ…

もみじその1(滋賀県東近江市五個荘)

去年の秋発見した隠れたもみじの名所、東近江市五個荘にある七福堂製菓の敷地に今年も訪れてみた。昨年 訪れたのが11月24日で今年は11月22日であったが、今年の紅葉は遅く、昨年ほどの鮮やかさはない。だが木 の間から時折秋の日差しが射すと、色彩が鮮やか…

中山道恵那峡秋の景観

妻籠宿からの帰途、恵那峡で船の遊覧を楽しんだ。恵那峡の景観は昔から耳にしていて、自然が創った景観だ と思い込んでいたが、恵那峡は約80年前に木曽川をせき止めて作られた大井ダムによってできた人造湖 で、大正9年に恵那峡と命名されたということを今…

中山道妻籠宿その6

静かな平日の宿場も観光バスが到着すると賑わいだす。路傍にかつて旅人の食事に使用したのだろうか、大き な飯炊き釜が放置(展示?)されていた。その大きさを見ただけでもかつての宿場町としての繁栄さが想像出来る。

中山道妻籠宿その5

休日は大勢の観光客で混雑する宿場もウィークデーは静かな雰囲気が漂う・・・

中山道妻籠宿その4

個々の店先、軒先の趣向を凝らした飾り付けを見ながら宿場として賑わった往時に想いをはせるのもまた楽し い・・・

中山道妻籠宿その3

妻籠宿は木曽谷の西南端に位置する細長い山峡の村である。江戸時代は、中山道と伊那街道が交差する交 通の要所で、賑わっていたという。 明治になり、鉄道、道路の発達に伴い、宿場は衰退したが、 国道19号線や 鉄道が離れて作られたことが、昔の旅籠の面影…

中山道妻籠宿その2

木曾路《きそじ》はすべて山の中である。あるところは岨《そば》づたいに行く崖《がけ》の道であり、あるところは 数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道《かいどう》 はこの深い森林地帯を貫いてい…

中山道妻籠宿その1

妻籠宿(つまごじゅく)は、中山道42番目の宿場(→中山道六十九次)で、現在は長野県木曽郡南木曽町。 隣接 する馬籠宿(岐阜県中津川市)と、馬籠峠を越える旧中山道史蹟と合わせて木曽路を代表する観光名所として 名高い。 経済成長に伴い全国の伝統的な…

滋賀県立美術館の秋

滋賀県立美術館の庭にも秋がやってきた。だが今年のもみじの紅葉は例年に較べて遅いようだ。

秋ひまわりその3(東近江道の駅あいとうマーガレットステーション)

秋ひまわりに迫る・・・自然が創るダイナミックな造形美・・・

秋ひまわりその2(東近江道の駅あいとうマーガレットステーション)

秋空に向けて躍動力と生命力がみなぎる秋ひまわり。

秋ひまわりその1(東近江道の駅あいとうマーガレットステーション)

滋賀県東近江市にある道の駅「あいとうマーガレットステーション」、となりの畑ではコスモスが終わると秋のひま わりが主役となる。2万本のひまわりが満開となる風景は、ひまわりが夏の花と思い込んでいる人たちにとって は圧巻の風景として迫ってくる。穏…

田舎の秋の風景(蒲生郡日野町あたり)

近江鉄道本線は、滋賀県米原市の米原駅から滋賀県甲賀市の貴生川駅までを結ぶ、近江鉄道の鉄道路線。 「近江線」「近江本線」などと呼ばれることもある。 豊穣の大地、日野町や水口の田園地帯を走る近江鉄道の沿線には田舎の風景がまだ残っているところが多…

秋雨の八坂神社

10月下旬 秋雨が煙る八坂神社は休日にもかかわらず、静かなたたずまいを見せていた。古都は一挙に晩秋 に向けてその装いを着替えてゆく。

琵琶湖西の湖の秋その2

近江の空も琵琶湖も広く、そして西の湖も広い。やわらかい陽の中で釣り人が一人釣りを楽しんでいた。聞いて みたら朝から釣り糸をたらしているがあまり釣れないという。だがそんなことはどうでもいいらしい。それよりゆっく りとした秋の時の流れを楽しんで…

琵琶湖西の湖の秋その1

滋賀県安土町から近江八幡市に跨る琵琶湖最大の内湖。近江八幡から安土にかけての広大な農地の中にあ る。流入する河川はほぼ南から、流出する河川は放水路の長命寺川が主である。かつては近接して安土内湖 等があったが、現在は西の湖を残し干拓されている…

安土のコスモスその2

秋の空はどこまでも澄み切り、近江の豊穣なる大地の広さを感じさせる・・・

安土のコスモスその1

大津市の瀬田唐橋から長浜までの道路を県道2号線大津能登川長浜線という。その道路を近江八幡から安土 に向かってしばらく走ると、西の湖に水が流れ込む河川の橋を越えたあたり一帯を 安土町 常楽寺という。 もうすぐ西の湖だなと思いつつ車を走らせている…

琵琶湖木枯らし第一号

この日(10月26日)今年初めての木枯らし一号が吹き荒れた。普段は静かな湖面もこの日は激しい波が湖岸に 打ち寄せ、これからの湖国の厳しい冬を予感させる。えり漁の定置網も懸命に波浪に耐えていた。

蓮の残影(烏丸半島蓮自生地)

琵琶湖烏丸半島の蓮の自生地。よくこのブログで紹介する場所だ。夏場思いきり花弁を広げ。美しさを誇る蓮も 秋風が立つころ、花弁は落ち、あのみずみずしかった葉も朽ち果ててゆき、辺り一面はまるで蓮の墓場のように なる。 美しいものは永遠ではないとい…

守山みさき自然公園の秋

琵琶湖の西岸、琵琶湖大橋を過ぎて湖岸道路をしばらく道なりに走ると、「ラフォーレ」というホテルの建物が見 えてくる。そのホテルの東側にある新川という川の流域一帯が自然公園となっている。みさき自然公園である。 近くの湖岸が水泳場になっていてキャ…

野洲川河口秋の風景その2

野洲川は鈴鹿山脈の御在所山(標高1,210m)から発し、途中で野洲川ダムと青土ダムの2つのダムを経て甲賀 市の旧土山町地域を西に流れる。湖南市と旧水口町南西部の堺で杣川(そまがわ)が合流する。杣川合流点か らは北西に向きが変わり石部地先の狭窄部か…

野洲川河口秋の風景その1

野洲川は、滋賀県を流れる淀川水系の一級河川。琵琶湖への流入河川では最長。野洲川河口はかつて派川 が八つの洲を造っており、「八洲川」と呼ばれていた。これが転じて野洲川と呼ばれるようになったという。 野洲川が豊かな栄養分を含んだ土を運び、州を形…