記念館の入り口から庭の小径を進むと、数々の作品が誕生した書斎の様子が庭越しに見られるようになってい
る。書斎は生前の状態で保存されている。さらに歩を進めると記念館のエントランスに達する。記念館は建築家
安藤忠氏の設計による。菜の花が飾られた、春を思わせる明るい陽だまりの廊下を進むと入口に到着する。残
念ながら建物の内部は撮影禁止となっていてご紹介できないが、展示室は高さ11メートルの吹き抜け空間に、
大書架が広がる。自宅にある約6万冊の蔵書世界をイメージしてもらうため、約2万冊の蔵書をイメージ展示して
いる。