2018-10-27 会津若松城(鶴ヶ城)その1 秋の奥州路をゆく #写真 バス停を降りてしばらく歩き北出丸から城内に入ると会津若松城、別名鶴ヶ城の天守閣が目に飛び込んでき た。通路わきに立てられた幟旗で今年が戊辰の戦役から150年にあたることを知った。 難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城は、戊辰の戦役で新政府軍の猛攻の前に籠城一ヵ月の戦いの後、会津藩 は降参したが天守閣はかろうじて崩壊せず、鶴ヶ城は明治7年石垣だけを残して取り壊された。鶴ヶ城は至徳元 年(1384)葦名直盛がはじめて館を築き、改修を経て天下の名城となった。 たくさんの人々の寄付により鶴ヶ城 がよみがえったのは昭和40年9月のことである。平成23年春には幕末時代の瓦(赤瓦)をまとった日本で唯一の 天守閣となった。平成27年4月、天守閣再建50周年を記念にして、展示室が全面リニューアルされた。 砲弾であちこちに穴が開き、今にも崩れ倒れてしまいそうな旧天守閣の写真を見たことがあるが、いま目にする 天主閣と周囲の公園は美しく整備され、かつての激戦の戦跡など想像さえつかない。