2016-07-08 中山道 馬籠宿 京・近江の四季 この10年・・・ #写真 中山道は江戸日本橋を起点とし京都まで132里(約530km)の道程で、ここには69の宿場が設けられて いた。本州の中部山岳地帯を縦断し、木曽を通っていたことから別名を「木曽路」とも「木曽街道」と も呼ばれていた。中山道69宿のうち木曾谷には11の宿場が置かれており、馬籠宿は板橋を1番目とする と43番目になる。江戸からの距離は83里(333km)余りとなる。 街道が山の尾根に沿った急斜面を通っており、その両側に石垣を築いては屋敷を造っていることから 「坂のある宿場」が特徴である。 島崎藤村の小説「夜明け前」は「木曽路はすべて山の中である・・・」の書き出しで始まり、昼なお暗 い木曽路の雰囲気を連想させるが、馬籠宿あたりは明るくそのような雰囲気にはほど遠い。