2022-04-12 勧修寺の春その2 京、近江の桜シリーズ 粋な黒塀見越しの松ならぬ、伊達な白塀見越しの桜・・・その桜の美しさに魅かれて山門から境内に入ると右にある総務所の建物が迎えてくれた。玄関の上部に吊り下げられた裏八重菊の寺紋の幔幕に、門跡寺院として皇室ともゆかりの深い格式の高さが感じられる。中門をくぐると右手に見えてくるのが京都市指定有形文化財である宸殿である。 元禄10年(1697年)に明正天皇の旧殿を下賜されたものという。1872年(明治5年)9月、勧修小学校が開校時、約9年間ここが校舎となったという。