京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

湖東三山百済寺の新緑その5

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弥勒菩薩の石像に手を合わせ、さらに進むと参道に出た。本堂に続く参道はここで急な石段が続く表参道と登りが緩やかな脇参道に分かれている。石段の方を登ってゆくと石段の途中に立つ仁王門が見えてきた。仁王門の両側には大きな一対の草鞋が吊るされている。仁王門に立つ金剛力士像はお寺を守る守護神で、金剛は「阿形(開口)」、力士は「吽形(閉口)」で勇猛、剛健、とくに健脚の両足に草鞋を履く「印度発祥の東洋的な神様」である。金剛力士は日中に仕事を終え、夜間は草鞋を仁王門脇に脱いで立ちながら休まれる。昔は仁王像の大きさに応じて50cm程度であったが、江戸時代中頃から仁王門を通過する参拝客が健脚・長寿の願を掛けるようになり、触れると、身体健康・無病長寿のご利益があると言い伝えられ、草鞋が大きいほどにご利益も大きいと、どんどん大型になっていき、今では3mほどになったという。草鞋は地元の方々が、約10年毎に新調している。仁王門をくぐると石段はなおも続き、その先に本堂の甍が木立の間から見え隠れしていた。