2015-05-01 三井寺(園城寺)の春をゆくその1 京、近江の桜シリーズ #写真 三井寺(園城寺)は、滋賀県大津市にある、天台寺門宗の総本山。山号を「長等山」と称する。観音堂は西国三 十三所観音霊場の第14番札所。また、近江八景の1つである「三井の晩鐘」でも知られる。大門(重文)-仁王門 とも呼ばれる。入母屋造の楼門(2階建ての門で、下層と上層の境には屋根の出を造らないもの)。もと近江の常 楽寺(滋賀県湖南市)にあった門を慶長6年(1601年)、徳川家康が寄進したもの。墨書銘等から室町時代の宝 徳3年(1451年)の建立と推定される。 大門をくぐり、参道を進むと石段の向こうに金堂の甍が見えてくる。境内に入ると左手に見えるのが重文である 鐘楼、「三井の晩鐘」で知られる梵鐘を吊る。この梵鐘は慶長7年(1602年)の鋳造で、平等院鐘、神護寺鐘と共 に日本三名鐘に数えられている。