京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

弘前津軽藩ねぷた村

f:id:sna65954:20201017123642j:plain

f:id:sna65954:20201017135126j:plain

f:id:sna65954:20201017135131j:plain

f:id:sna65954:20201017135921j:plain

f:id:sna65954:20201017140112j:plain

f:id:sna65954:20201017140123j:plain

f:id:sna65954:20201017140336j:plain

f:id:sna65954:20201017142552j:plain

これから一段と美しく紅葉していくであろう弘前城を後にしてわたしどもは車を停めている津軽藩ねぷた村の駐車場に戻った。駐車場の案内看板を見てわたしは観光施設の名前にふと気がついた。「ねぷた」と「ねぶた」の違いである。わたしは「ねぷた」の読み方はいままで知らなかったのである。ねぶたで有名なのが青森市の「青森ねぶた」であり、ねぷたで有名なのがこの「弘前ねぷた」なのである。ねぶたとねぷたの違いは、地域による訛り方の違いであり、「ねぶた」と呼ぶ地域は青森市周辺と下北、「ねぷた」と呼ぶ地域は弘前を中心とした津軽地方に多いという。この津軽藩ねぷた村の観光施設では弘前ねぷた祭りが紹介、展示されている。ねぶたの起源は、「七タ」に行われる「眠り流し」の灯籠流しに由来すると言われている。秋の収穫期を前に、農作業している間に眠気に襲われるのを回避するために行われたとも言われている。弘前ねぷた祭りは三国志水滸伝などの武者絵を題材とした扇型や人形型が特徴となっている。毎年8月1日から7日にかけて山車に乗せられたそれらの扇型や人形型の山車が、弘前市街地を小型のものから順に約80台が練り歩き、青森ねぶた祭と共に国の重要無形民俗文化財に指定されている。展示された扇型や人形型そして津軽三味線実演の調べに東北の雰囲気を実感し、次の目的地である秋田県の角館に向かったのであった。