京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

丹生茶わん祭その1

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        曳山山飾り「弁慶と牛若丸」   茶わんと皿を組み合わせた灯篭
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滋賀県長浜市余呉町上丹生に伝わる県無形民俗文化財の奇祭「丹生茶わん祭」が5月4日、丹生神社一帯で5
 
年ぶりにされた。茶わんやつぼの陶器と人形、武具などで飾った三基の曳山(ひきやま)が巡行し、小中高生に
 
よる稚児の舞や花傘踊りなども披露される。茶わん祭は上丹生区の陶器の名工が、神に感謝して飾りを付けた
 
作品を奉納したのが起源とされ、平安末期までさかのぼることができるという。現在は、区の115戸316人全員で
 
組織する「丹生茶わん祭保存会」が5,6年ごとに開催している。曳山に付ける高さ約7メートルの山飾りは、歌舞
 
伎や伝説から芸題を選び、陶器や人形などで物語を表現している。山飾りは昨年12月からロープや金具を使わ
 
ない秘伝の技術で制作され、今年は「牛若丸と弁慶」、「番町皿屋敷」、「鍋島藩猫騒動」の芸題で造られた。
 
そんな5年ぶりの祭に賑わう上丹生の、普段は静かな山里を訪れた。