京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月11日鉾建て 月鉾その2

正装した月鉾保存会の会長らしき人物が真木の中ほどにある「天王座」に、古事記による夜を支配するという月 読尊の御神体を取り付けたのち、鉾は本体に立つ音頭取りの掛け声とともにゆっくりと立ち上がってゆくと、御神 体も真木とともに空に向かって地上を…

7月11日鉾建て 月鉾その1

函谷鉾から少し西に行ったところにある月鉾。 月鉾は文献によると、応仁の乱以前よりあり、その昔は「かつら 男ほく(ほこ)」と呼ばれていた。鉾頭に18金の三日月をいただき、天王座には“月読尊”を祀っていることから、 その後「月鉾」と呼ばれるようになっ…

7月11日鉾建て 菊水鉾その2

鉾建ての現場に置かれた真木と真木に取り付けられる穢れを払う榊(さかき)。金色に輝き真木の先端の鉾頭に 取り付けられた透かし彫りの菊花も地上で見ると思いの外大きい。鉾の骨組が完成すると真木を取り付けるた めいったん鉾を横倒しにする。その様子も…

7月11日鉾建て 菊水鉾その1

函谷鉾の近く、四条室町通を北に向かった鉾町にある鉾が菊水鉾。菊水鉾は町内に古くからあった井戸、菊水 井にちなんで名付けられ、鉾頭には金色の透かし彫の菊花をつけている。元治元年(1864)の蛤御門の変で焼 失したが昭和27年、88年ぶりに再興され、28…

7月11日鉾建て 函谷鉾その2

巨大な鉾の組み立ては釘一本使わずすべて荒縄だけで組み上げる。4本柱、貫、筋交いなどが組まれ、接合部 を縄で巻いて仕上げることにより、巡行中の揺れや軋みによる部材の破壊を守っている。この縄絡みの補強の 飾り結びをその形状によって「雄蝶」「雌蝶」…

7月11日鉾建て 函谷鉾その1

四条烏丸の東にある長刀鉾を見て頭を西に向けると眼に飛び込んでくるのが函谷鉾の雄姿である。鉾の名は 中国戦国時代(前403~221)斉の孟嘗君が鶏の声によって函谷関を脱出できたという故事にちなんで付けられ ている。現在の鉾は天保10年(1839)に再建さ…

7月11日鉾建て 長刀鉾

暑い京都にまた祇園祭がやってきた。毎年写真を撮りに出かけて、同じような写真をこのブログに掲載してもう 10年以上になるが、京都に生まれ育った自分としてはこの時期は毎日何となく落ち着かず、結局カメラを肩に京 都を訪れる。祇園祭は毎年同じような風…

野洲市弥生の森歴史公園その2

滋賀県を流れる野洲川の北方に広がる現在の野洲市一帯は弥生時代より開けた先進地域であった。そのこと は数多くの銅鐸が出土し、さまざまな古墳が点在していることからもうかがえる。野洲市弥生の森歴史公園は高 床倉庫や竪穴住居など弥生時代の暮らしを再…

野洲市弥生の森歴史公園その1

野洲市にある「弥生の森歴史公園」。弥生時代を実物大で学習することができる公園で高床倉庫、竪穴住居が ある弥生のムラをはじめ、赤米を栽培する水田、古代の大賀ハスなどを見ることができ、園内に日本最初の銅 鐸博物館がある。公園内の池では睡蓮の花が…