京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

秋の奥州路 立ち去り難く名残り惜しく候・・・

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以下「三階の滝」
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いつまでも立ち去り難い「不帰の滝」に別れを告げ、さらに山を下ってゆくと道路の傍らに蔵王不動尊の像が

立っており、車を停めて参拝する。蔵王不動尊の由来等の詳細は不詳だが境内に隣接して不動滝の滝見台が

あることから、不動滝と関係あると思われる。真言密教では清らかな聖地の不動明王を安置し、河水に入って念

仏を唱えると念願成就するという教えがある為、不動滝が修行の場或いは神聖視された霊地として考えられて

いたのかも知れない。滝見台から見た不動滝もまた壮観であった。案内板によると蔵王山中の瀑布の中でも大

きな滝で、落差54m、幅16mあるという。

さらに道路を下った滝見台からは「三階の滝」を眺望することが出来た。この滝は標高750mから569mに落下す

る総延長181mの滝で途中滝壺が3ヵ所あるところから「三階の滝」と命名されている。

風に乗って流れてくる瀑布の音は、会津若松から始まった秋の奥州路の旅が今日で終わるわたしにとっては

悲しく寂しく心に響き、茫然としてしばらくその場に立ち尽くしていたのであった。

まさに秋の奥州路、立ち去り難く名残惜しく候・・・そんな心情であったといえよう。

「秋の奥州路をゆく」をこれで終わります。