2018-12-25 蔵王へ その5 秋の奥州路をゆく #写真 雄大な大自然の眺めに堪能して帰途につく途中、展望台に立ち寄り「不帰の滝(かえらずのたき)」を遠望する。 御釜から流れ出た水が赤褐色の岩肌を伝わり落ち込む名瀑という。落差97.5m、巾14mの滝であるが、つい先 ほどまで見惚れていた御釜の湖水が悠久の瀑布を維持する源流とは、自然の驚異に改めて感嘆する。 名称の由来には諸説あり、昔、賽ノ磧に棲んでいた鬼婆が滝に近づく人間達の生血を吸い滝壺に沈めた事から 滝を見た人間は生きて帰る事が出来ず「帰らずの滝」と呼ばれるようになったとも、あまりにも素晴らしい景観か ら訪れた人達が帰るのも忘れて見とれてしまったとも云われている。