祇園祭山鉾巡行はかつて17日の前祭 山鉾20基巡行と24日の後祭山巡行9基に分かれていたが、交
通事情により昭和41年、統一された。このため、山鉾の古い形態を再現するために花傘巡行を行うよう
になった。花傘を中心に、祇園囃子、祇園太鼓、子供神輿など傘鉾十余基、馬長稚児、児武者等総勢
坂神社へと向かう。 八坂神社到着後舞妓さん達による芸能の他伝統芸能の奉納が行われる。
17日の山鉾巡行も終わり、ほっとしたような祭の後の寂しさが広がる京都の町に、この日再び賑やかさ
が戻ってくる。男達の山鉾巡行と異なり、舞妓さんをはじめとする女性の行列が多く、華やかでしとやか
な雰囲気の巡行である。
そんな花傘巡行を追ってみた。午前10時の巡行出発に備え花傘など巡行の主役たちは出発場所に移
動する。