2018-07-29 7月17日山鉾巡行その1 18祇園祭 #写真 7月17日、祇園祭のハイライトである山鉾の巡行日である。連日の記録的な猛暑にも関わらず大勢の見物客が 早朝から場所取りをしていた。今年は烏丸御池から少し西に行った御池通りと新町通りの交差点西南角近くで 山鉾の到着を待つことにした。山鉾の巡行は四条烏丸を午前9時に出発して、四条通りを東に向かい、河原町 通りで左折して河原町通りを北上、河原町通り御池で左折して御池通りを西に向かい、烏丸御池の交差点を 渡ってこの新町通りの手前で巡行の前半が終了する。巡行の先頭をゆく長刀鉾はここでお稚児さんが鉾を降 り、お稚児さんの乗らない長刀鉾は細い新町通りへ左折して鉾町へ戻ってゆくのである。後に続く鉾や山もここ から各町に帰ってゆく。鉾町に帰る鉾を「帰り鉾」といい、お囃子もテンペの早いお囃子に変わる。すなわちこの 場所はお稚児さんが鉾から降り立つ様子、長刀鉾が広い御池通りから狭い新町通りに左折する迫力のある辻 回し、そして細い新町通りの両側間近に迫る民家の軒すれすれに鉾が通り抜ける、かつての巡行の様子を彷彿 させる場所であり、山鉾巡行ハイライトのスポットといえる場所なのである。 午前11時前になり遠く御池通りの東方に長刀が光る長刀鉾の鉾頭が見えだすと周囲の見物客はどよめきはじ める。そしてその姿は次第に大きくなり、新町通りの手前で静止した。