最後尾の大船鉾が
烏丸御池から東に向かって出発するころには、巡行の先頭は
河原町通り近くまで進んでい
た。しばらく大船鉾についてゆくが、
河原町町通りの手前の
寺町通りで巡行に別れを告げ、
寺町通りを南に向か
う。花笠巡行の行列が
寺町通りから
御池通りに入り、大船鉾の後について巡行するからである。
花笠巡行は24日の後祭巡行が17日の前祭巡行に
編入されたときに、後祭の巡行に代わって24日に行われてき
た行列で、後祭の巡行が復活されても、50年近く実施されてきた花笠巡行は存続されたのである。ただし巡行の
うのである。すなわち沿道の人々は
山鉾巡行を見物したのち、山鉾とは趣のまったく異なる花笠巡行を楽しむこ
とができることになる。花笠巡行の先頭はすでに
寺町通りから
御池通りに出るあたりで待機していた。