立つ、いわば巡行日最後のハイライトともいうべき場所で周囲の人々の差す傘からの滴を気にしながら待った。
雨は時に弱く、時に激しく降り続き、それでも次第に人々は集まってくる。ツアーの客も濡れそぼった旗を掲げた
添乗員の案内を受けてやってくる。有料観覧席にビニール合羽を着たまま座る姿もある。ツアー客の中には初
めて山鉾の巡行を観る人も多いだろうに気の毒なことである。だがこの雨でも決行の判断をした祇園祭山鉾連
合会に感謝したい。
- インターネットから転載
祇園祭の歴史の凄いことを思い知らされるのである。