京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

山鉾巡行その1

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宵山の夜はさすがに雨が強く夜店も閉まっていて人出は少なかったという。明けて山鉾巡行日当日、台風は

兵庫県に上陸、巡行は実施されるとのことであり、さんざん迷った挙句出かけた。御池通り新町の角、すなわち

鉾が巡行を終了して新町通りを南下して各鉾町に戻ってゆく場所であり、先頭の長刀鉾からお稚児さんが降り

立つ、いわば巡行日最後のハイライトともいうべき場所で周囲の人々の差す傘からの滴を気にしながら待った。

雨は時に弱く、時に激しく降り続き、それでも次第に人々は集まってくる。ツアーの客も濡れそぼった旗を掲げた

添乗員の案内を受けてやってくる。有料観覧席にビニール合羽を着たまま座る姿もある。ツアー客の中には初

めて山鉾の巡行を観る人も多いだろうに気の毒なことである。だがこの雨でも決行の判断をした祇園祭山鉾連

合会に感謝したい。

  • インターネットから転載
山鉾巡行は上記の通り疫病の流行や太平洋戦争の混乱で中止・延期になった例がある。直近では、四条通

地下で鉄道延伸工事があった1962年。悪天候が理由だったのは1884年が最後という。上記資料を見ると改めて

祇園祭の歴史の凄いことを思い知らされるのである。