京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

伊根の舟屋遠望

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丹後半島のいわば付け根にある天の橋立てを過ぎて宮津湾を右に臨みながら国道178号線を20分も車を走

らせると丹後半島と海の境界にへばりつくようにして点在する伊根港の集落が見えてくる。集落の入り口

付近にある伊根湾めぐりの遊覧船の発着場があり、聞いてみると船はまもなく出向するというのであわて

て切符を買い求めて乗船した。前回来たときは陸の上からしか舟屋を見ていなかったから今回は海の上か

ら見たかったのである。乗船したら甲板に二袋100円でカッパえびせんを置いてあるのに気がついた。動

き出した船の周囲を眺めてみるとカモメやウミネコが飛び回って船を追いかけてくる。カッパえびせんは

それら海鳥達の餌だったのである。同行者が餌を投げ与えるのを見ながら改めて舟屋を眺めた。舟屋の特

異な景観が目に飛び込んでくる。

海辺ぎりぎりに建ち並ぶ舟屋は、1階が舟の格納庫の他に、漁具などの物置場として使われており、2階

は住居となった機能的な建物。平成17年には、漁村では全国初となる国の「重要伝統的建造物群保存地

区」に選定されている。